モルディブのリゾートでは米ドルが基本
モルディブの通貨は「モルディブ・ルフィア」という、日本ではあまりなじみのない通貨で、日本での両替はできません。とはいえモルディブ到着後、空港の銀行で日本円からルフィアへ両替する必要もありません! なぜなら、ほとんどのリゾート島内では使えないからです。実は、各リゾート島内では米ドルを採用しています。逆に、ルフィアを使おうにもリゾート側が受け付けてくれないケースもありました。各リゾートはモルディブでありながら、それぞれがまるでひとつの国のように独立した存在なのです。
現地の生活圏ではルフィアが強い
一般庶民も出入りする、首都マーレや空港、ローカルの漁民の島ではどうでしょう? 米ドル、ルフィアともに通用しますが、よりローカルっぽい場所(地元のレストラン、市場など)ではルフィアでの表示になります。現地の人から何かを購入する時は、ルフィアを少量用意すると便利かもしれません。米ドルでも支払えますが、お釣りはルフィアが戻ってくるケースがほとんど。ルフィアは日本で両替ができないので、使い切るか、空港で日本円に両替し直す必要があります。日本円から米ドルへは、どこで両替するべき?
一番レートがいいのは、日本で米ドルを両替しておくことです。モルディブの空港やリゾートでも日本円から米ドルへの両替はしてくれますが、レートは正直あまりよくないです。リゾートによっては、日本円で支払うことが可能なところもありますが、こちらも当然ながらレートは悪いです。ちなみに、最低限もっておきたい米ドルは、大半をクレジットカードで支払うわけですから、チップ代やちょっとした買い物程度。200~300ドル程度のキャッシュがあれば問題ないでしょう。
現金、T/C、カード、どれが便利?
支払いは、クレジットカードがスマートです。滞在中に使った食費、飲み代、アクティビティ代をチェックアウト時にまとめて支払うので、かなりの金額が予想されます。それを現金の枚数を確認したり、T/Cに一枚一枚サインを書きこむ手間や時間を考えたら、クレジットカードはサインひとつでOK。その分、自分が使用した明細をチェックする時間に回した方がいいでしょう。
チェックアウト時、ゲストが集中すると、周囲にイライラされて焦ってしまいますが、明細のチェックは入念に。飲んだ覚えのないドリンクが間違ってついてくることも、珍しくありません。
クレジットカードはチェックイン時も、デポジットとして提示を要求されることがあります。ある意味、その人へのIDカードのようなものなのです。また、日本人の名前は聞きとりにくく、スペルがわからない場合にカードをスッと示せば、フロントにしても何度も聞き返さなくて済んでスムーズ。ただし、メジャーなクレジットカード会社でない場合、扱ってないケースもあります。滞在予定のリゾートがどのクレジットカードを受け付けてくれるか、事前に確認しておくことが大切です。
念には念を押すならば、ICチップの付いていないクレジットカードが1枚あるとベターです。ICチップに反応するのか、データ交信ができないことが、たまにあったりします。