不器用ゆえの意地っ張りは伝わらないことが多い
「彼は頭も良いし、鋭いから分かっていると思った……」というのが、やりがちなミスです。分かっていてもそこまでフォローできる男性は基本的にいません
2人の強い女の差異を聞きながら、B子さんは、半分は、確信犯かもしれないと思う。一方、C子さんは不器用で意地っ張りなところも往々にしてあるのかもしれない、と。同じ女として思うのは、本当に完全無敵に強い女なんていないということ。肩肘張って、強がっているところが、曲解されている。
「強い女だからこそ、自分の弱さをさらけ出せる場合と、強い女だからこそ、自分を見せられなくなる場合がある」とAさんはいう。
それは、その女性に人間的なスキがあるかどうかの違いなのかもしれない。そのスキとは弱さのことだけじゃなくて、心の余白の問題なんじゃないのかと思う。誰にでもある女としての弱さをちら見せできるかどうか、能ある鷹として爪を隠せるかどうかも、たぶん、心の余白の問題なのだ。