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北欧女性家具デザイナー「ナナ・ディッツェルの世界」(2ページ目)

石川尚の【気になるデザイン】シリーズ。曲線を多用する優雅で洗練されたデンマークの女性家具デザイナー:ナナ・ディッツェル。家具のみならずテキスタイルからジュエリーに至るまで国際的なデザイナーとして生涯現役で活躍された彼女に家具に出会う展示会、その内容とは?

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

ナナ・ディッツルがデザインした子供用椅子

昨年「キタニ」は、1955年にナナ・ディッツルがデザインした子供用椅子を製作している。子供にとっての使いやすさと素材感を表現したこの椅子は、とても美しく、存在感がある。それにしても、この子供が座っている写真が素敵だ。

ナナ3

チャイルドチェア       ● 画面をクリックすると拡大します。

¥79,800-
主材/メープル材、本革 サイズ:W505・D460・H703・SH535mm


空間を限定しない美しいデザインは、シンプルで移動も簡単。
まさに日本の住まいにも馴染むデザインである。

ナナ5

イージーチェア、ラブチェア、糸巻をモチーフにしたテーブル&スツール
● 画面をクリックすると拡大します。


是非この機会に、デンマーク女性デザイナー:ナナ・ディッツェルの家具をお楽しみいただきたい。


Nanna Ditzel  ナナ・ディッツェル(1923年~2005年)
1923年デンマーク・コペンハーゲン生まれの家具デザイナー。1946年工芸美術学校卒業後、夫であるヨルゲン・ディッツェル氏(1961年没)と共に事務所を設立する。1961年にヨルゲンが死去した後、1968年に再婚しロンドンに移住し自身の事務所を設立し、より個性的なデザインの作品を発表するようになりトリニ ダードチェアなどの名作を生む。1986年デンマークに拠点を戻し、80歳を過ぎても2005年に亡くなる直前まで精力的に活動した。1956年優れた北欧デザイナーに与えられるルニング賞(ルニングプライズ)、1960年ミラノトリエンナーレでは金賞を受賞。そのデザインには女性的な優しさや、自然の美しさに対する敬意があらわれて いる。「草花の美しさや、生物や昆虫のフォルムなど、自分が美しいと思ったものをデザインに生かしている」と彼女は言う。家具デザインとともにテキスタイ ルデザインからジュエリーデザインも行なっている。



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■今回の関連リンク
サンモト

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サンモトヤマ








キタニ

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石川尚の【気になるデザイン】バックナンバー


■ 「ナナ・ディッツェルの世界」展
■会期  2011年3月 19日(土) ~2011年3月 31日(木)  11:00~19:30(ご入館は18:00まで)
■会場  サンモトヤマ銀座本店 B1  (地図)TEL 03-3573-0003




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