バンコクでは見逃せない! 王宮・エメラルド寺院
巨大なヤック(タイ語で鬼)が寺院と王宮を守っている(c)タイ国政府観光庁
現在では日常的な公務は行われていませんが、戴冠記念日(プミポン国王が正式に戴冠をされたことを記念する国王即位記念日)など特定の儀式や祭典が行われています。
王宮の敷地内にはワットプラケオという寺院があり(タイ語でワットは寺院、プラケオはエメラルド)、本尊に安置されている美しい仏像は、この寺院の最大の見どころでもあります。
ワットプラケオはタイ人にとっては、王室のさまざまな儀式が執り行われる非常に重要な場所であり、神聖な建物。そして心のよりどころでもあります。タイ国中から多くの人々が参拝しにやってきているので、タイ人の信仰の深さも垣間見ることができます。
エメラルド寺院へのアクセス
ワットポーの南側に位置しており、BTS、地下鉄の最寄り駅はありません。タクシーで市内中心部から約20分程度です。旅慣れている人なら、渋滞知らずの水上バスで行ってみるのもおすすめ。BTSサパーンタクシン駅の真下にある船着き場サトーン駅(Sathorn Pier)からチャオプラヤエクスプレスボートで最寄の船着き場ターチャン駅(Tha Chang Pier)まで約15分程度、料金は1人15バーツ前後。船着き場で「ワットプラケオ」または「グランドパレス(王宮)」と行き先を伝えれば、どの水上バスに乗れば良いのかスタッフが教えてくれます。ターチャン駅からワットプラケオまでは徒歩5分程度。
ちなみにワットポーからはトゥクトゥクで5~10分程度です。
エメラルド寺院の入場料と服装
ここにも小さなヤック(鬼)が。仏塔を守っているのである(c)エスニック大好き
入口ではタイの寺院では1番厳しいと言われている服装チェックが行われます。短パン、ミニスカート、タンクトップ、キャミソール、足元もビーチサンダルやミュール、サンダルなどでは入場できません。袖のあるシャツ、長いパンツか膝が隠れる丈のスカートで入場しましょう。服(サロンやバギーパンツ)を有料で貸してくれますが、タイ人にとって神聖な場所を訪れる以上は、それにふさわしい身なりで訪れてほしいものです。
エメラルド寺院の見どころ
寺院の敷地の先には王宮エリアが広がる(c)タイ国政府観光庁
ラーマキエン物語(ラーマキエンとはインドに伝わる長大な叙事詩「ラーマーヤナ」をもとにした物語)の絵画が描かれています。
■境内
本尊へ行く途中で、黄金の仏塔やタイ様式の塔堂プラモンドップや、プラサート・プラテーピドーンと呼ばれるクメール様式の尖塔などを見ることが出来ます。
■本尊
本尊に安置されている仏像は全長60センチほど。黄金の袈裟をまとい、深い緑色の輝きを放っている姿はとても神秘的。また年に3回、仏像の衣替えがタイ国王の手によって行われます。
※仏像は、その色にちなみエメラルド仏と呼ばれていますが、翡翠でできています。
■王宮
チャクリーマハープラサート宮殿前には常に護衛兵がいる(c)エスニック大好き
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■Wat Phrakeaw (ワットプラケオ(王宮))
住所:Thanon Naa Phalaan khween Pra-Barom Mahaa-Rachawang, Khet Phranakhorn,Bangkok
TEL:0-2221-5315、0-2224-3290
開館時間:8:30~15:30
料金:外国人一般500バーツ(約1500円)
アクセス:タクシーで市内中心部から約20分