海外旅行の準備・最新情報/海外家族旅行

子供の旅行保険(2ページ目)

子連れ旅行のときに、子供の海外旅行保険はどうしたらよいのでしょう。クレジットカードを持つこともないお子さんには、きちんと旅行保険をかけてあげることが万一の備えにつながります。子供の旅行保険の知識をまとめました。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

子供には死亡よりも後遺障害に手厚く保険をかける

空港保険カウンター

旅行保険のカウンターで相談しながら決めるのも一手

子供には、死亡よりも後遺障害に手厚く保険をかけることをおすすめします。障害が残った場合、かかる医療費は甚大で、ときには入院やリハビリ、搬送などが必要になることもあります。救急車の出動費も有料な海外では、(1)救援費用がカバーできる特約を付す、(2)入院一時金の補償を手厚くするなどの工夫も必要です。

ちなみに、15歳未満の被保険者に死亡保険金をかけることには、2009年、保険業法の改正で、他社同種の保険契約と通算して1000万円が上限となりました。これは未成年である被保険者(すなわち子供)による同意が、親権者(親など)によりなされる死亡保険契約で、モラルに反する事件・事故が、近年、相次いだことが原因です。なかには法改正を受け、子供の死亡保険を扱わない保険会社も現れました。たとえモラルに反していなくとも、子供に対して過度の死亡保険金をかけるのは控えることです。

 

妊娠中のママは保険金が支払われない免責事項が

海外旅行保険における妊婦の旅行参加には、特に注意をしなくてはなりません。出産・早産・流産や、妊娠が原因の病気に関しては、保険金の支払い対象とはならず免責です。 妊娠中に海外旅行をする場合は、慎重に行動することです。

海外旅行保険のファミリープランを利用する

子連れ海外旅行でもっとも利用が進んでいるのが、損保会社が用意するファミリープランです。このときファミリープランでいう「家族」の定義が、各社、若干異なりますので、保険を契約するときには注意してください。海外への家族旅行には大変便利で、割安になるプランです。

海外旅行保険のファミリープランにおける家族の定義は、契約者を基本に(1)配偶者、(2)本人(もしくは配偶者)と生計を一緒にする同居の親族、(3)本人(もしくは配偶者)と生計を一緒にする別居の未婚の子供、の以上三要件に含まれる家族です。生計を一緒にする同居の親族とは、契約者本人の6親等以内の血族および3親等以内の姻族をいうのが一般的です。また、旅行者の契約可能人数を5人までと定めていたり、未婚の子供については、婚姻歴がないことを条件にしているケースもあります。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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