子供には死亡よりも後遺障害に手厚く保険をかける
子供には、死亡よりも後遺障害に手厚く保険をかけることをおすすめします。障害が残った場合、かかる医療費は甚大で、ときには入院やリハビリ、搬送などが必要になることもあります。救急車の出動費も有料な海外では、(1)救援費用がカバーできる特約を付す、(2)入院一時金の補償を手厚くするなどの工夫も必要です。ちなみに、15歳未満の被保険者に死亡保険金をかけることには、2009年、保険業法の改正で、他社同種の保険契約と通算して1000万円が上限となりました。これは未成年である被保険者(すなわち子供)による同意が、親権者(親など)によりなされる死亡保険契約で、モラルに反する事件・事故が、近年、相次いだことが原因です。なかには法改正を受け、子供の死亡保険を扱わない保険会社も現れました。たとえモラルに反していなくとも、子供に対して過度の死亡保険金をかけるのは控えることです。
妊娠中のママは保険金が支払われない免責事項が
海外旅行保険における妊婦の旅行参加には、特に注意をしなくてはなりません。出産・早産・流産や、妊娠が原因の病気に関しては、保険金の支払い対象とはならず免責です。 妊娠中に海外旅行をする場合は、慎重に行動することです。海外旅行保険のファミリープランを利用する
子連れ海外旅行でもっとも利用が進んでいるのが、損保会社が用意するファミリープランです。このときファミリープランでいう「家族」の定義が、各社、若干異なりますので、保険を契約するときには注意してください。海外への家族旅行には大変便利で、割安になるプランです。海外旅行保険のファミリープランにおける家族の定義は、契約者を基本に(1)配偶者、(2)本人(もしくは配偶者)と生計を一緒にする同居の親族、(3)本人(もしくは配偶者)と生計を一緒にする別居の未婚の子供、の以上三要件に含まれる家族です。生計を一緒にする同居の親族とは、契約者本人の6親等以内の血族および3親等以内の姻族をいうのが一般的です。また、旅行者の契約可能人数を5人までと定めていたり、未婚の子供については、婚姻歴がないことを条件にしているケースもあります。