ITにより変革する医療業界
医療関係者のサポート的役割も担うMRの仕事
歴史をひも解くと昭和40-60年代にかけて日本の医薬品市場は熾烈なシェア争いから、過度な接待や薬のダンピング販売などのリベートが横行し、医薬品が本来重視されるべき安全性・有効性が優先されずに処方されるといったことが少なからずあり、それに伴う薬害などの発生により社会から批判を浴びました。しかしそういった状況は90年代以降、過度な接待が処罰の対象になるなど業界を挙げての自主ルールの強化や、MRの薬価の価格決定権の廃止などにより改善されました。
しかし、依然としてMRは6万人もいて医療先進国の米国よりも多いとされ、現在でも営業コストの9割をMR関連費用が占めていると言われています。製薬会社の高コスト体質の一因となっています。
医療業界の革命児~エムスリー(2413)