2歳まで・12歳までが子連れ海外旅行の適齢期
12歳以上の子どもは、基本的には大人と同額の運賃を支払うことになります。楽しい家族での海外旅行がお子さんの生涯の記憶に残るのは、やはり小学生時代の体験。特に小学校低学年~5年生くらいまでは、子どもの海外旅行適齢期ともいえます。夏休みの自由課題などで、海外ファミリー旅行の旅日記を提出するお子さんも珍しくない時代です。12歳の誕生日を迎える前に、海外旅行を経験させてあげるのがおすすめです。2歳未満で海外旅行デビューをした場合、お子さんではなく夫婦にとっての生涯の思い出となるはずです。耳鼻腔などが未発達の乳児は、離発着における機内の気圧の変化で大泣きをするケースが多いもの。我が子をあやし続けて疲れ果てる親御さんも珍しくありません。いつもより搭乗前の昼寝を控えて、機内でタイミングよく眠るように調整するといった工夫も必要です。
また、学齢前のお子さんで一人歩きができる発育状態にある場合、親が目を離したすきに危険な場所へ入ってしまったり、迷子にあったりとリスクが大きいので、注意しなくてはなりません。お子さん用のリード(つなぎ紐)やベビーカーを使用するケースをよく見受けますが、親御さんはできるだけ手荷物を少なくして、抱っこしたり手を引くよう心がけてください。親の名前や連絡先を記したタグなどを、持ち物以外に肌身につける(例えば首から下げる、手首に巻くなど)といった対応が必要です。
5歳以上12歳未満のお子さんなら、国際線を利用した一人旅ができます。海外赴任中の親へ一人で会いにいく、もしくは一時帰国するなどのときに、航空会社職員に手伝ってもらいながら一人で搭乗する姿をよく見かけます。5歳以上12歳未満の小児が一人で国際線に搭乗する場合、適用される運賃は大人運賃です。また、保護者(親権者)の同意書・誓約書が必要で、空港へお迎えに来る人の続柄などを記載することになっています。