副都心線開業で便利さアップ、
新宿、渋谷へ直通に

北参道駅

明治通りに面した東京メトロ副都心線北参道駅前。写真奥が新宿方向

平成20年、渋谷~池袋間の開通で東京メトロ副都心線が全線開業。この時に開業した駅は大半が都心の、すでに開発された街にありますが、それでも駅から多少時間がかかる場所もいくつか。そのうちのひとつで、利便性が大幅にアップしたのが中央線・総武線各駅停車駅だった千駄ヶ谷(渋谷区)です。

 

代々木

明治通りから商店街を抜ければ、すぐそこが代々木。学生が多く、活気がある

駅自体は代々木から約1キロ、新宿、原宿にも2キロほどで、歩くつもりになれば歩けない距離ではありません。もちろん、総武線各駅停車利用なら新宿へも2駅、4分。しかし、都心ながら、微妙に駅から遠いという印象があったのは否めません。そのため、原宿や表参道で住宅あるいは住宅兼個人オフィスなど、比較的小規模な物件を探す場合には、神宮前、南青山では予算が足りない場合には少し足を伸ばして千駄ヶ谷で探すという選択がありました。

 

大江戸線駅

右手が千駄ヶ谷駅、バス停の向こうに見えるのが国立競技場駅。すぐそこに新宿のビルなども見える

それが平成12年の都営大江戸線国立競技場駅(千駄ヶ谷駅のすぐ前にある)、平成20年の東京メトロ副都心線北参道駅が相次いで開業、汐留や六本木、渋谷など、これまで直線距離にすればすぐなのに、電車でアクセスするのが面倒だった街とダイレクトにつながったのです。じわじわと人気が高まってきたのは当然といえば当然かもしれません。

 

首都高入口

外苑西通りから首都高速入口。このまま、まっすぐ行けば、靖国通りにぶつかり、そこから左折すれば甲州街道に出られる

また、車利用でも明治通り、甲州街道、靖国通り、首都高速外苑出入り口がごく近く。都バス、渋谷区のコミュニティバスも利用できます。ただし、さほどの急坂ではないものの、どこに行くにも坂があるのがひとつ、難といえば難かもしれません。

 

明治神宮、新宿御苑、神宮外苑、
大きな緑地に囲まれた立地

絵画館前

神宮外苑、絵画館前の並木。明治神宮、神宮外苑、新宿御苑と緑の趣はそれぞれ異なる

足回りだけでなく、周辺環境にも恵まれています。それが三方にある大きな緑地の存在。ひとつは山手線を挟んで西側にある明治神宮、もうひとつは中央線・総武線を挟んで北側にある新宿御苑、そして、最後のひとつが外苑西通りを挟んで東側に神宮外苑。都心というのに、散歩やジョギング、花見と自然を楽しめる場所なのです。

 

東京体育館

東京体育館メインアリーナ。ジム、プールなどはこの右側にあるサブアリーナ内にある

また、スポーツ好きには手頃な料金で利用できる東京体育館、各種スポーツ観戦の場となる神宮外苑の存在も大きいかもしれません。個人的には比較的手頃に、しかも字幕解説付きで鑑賞できる国立能楽堂の存在も魅力のひとつ。千駄ヶ谷駅前にはクラシック専門の津田ホールもあります。

 


今回取り上げるエリアと周辺の位置関係
千駄ヶ谷周辺概念図

千駄ヶ谷駅と主要駅、主要幹線と周辺の緑地、エリア内の主要施設などの位置を示した概念図。地下鉄の路線は図が煩雑になるため、駅のみを点で表示してあります。距離その他は正確ではありません


続いて、商店街の様子や千駄ヶ谷の住宅事情を見ていきましょう。