株式戦略マル秘レポート/横山利香の「儲かる株価チャートの法則」

中東情勢悪化!原油価格の動きはどうなる?

民主化運動の高まりから、中東の情勢不安定が懸念されています。その影響をもっとも受けているのが原油価格です。不安定化によって原油価格は急騰し、2008年10月以来にまで上昇しています。今後、原油価格はどう動くのか?気になる動向と価格について、チャートを使って予測します。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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エジプトやバーレンなど民主化運動の広がりで、中東では政治情勢が不安定化しています。中東と言って真っ先に思い浮かぶのが原油でしょう。

原油産出国に情勢不安が飛び火したこともあり、様々な思惑から世界の原油相場が急騰。さらに、為替相場や欧州株相場にも影響を及ぼし始めています。原油価格が1バレル100ドルを超えた数年前、原油価格の値上がりが私達の生活に様々な影響を及ぼしたことを覚えている人も多いのではないでしょうか。

不安定な中東情勢がいつまで続くのはわかりません。そこで、原油価格の今後の動きについて考えてみます。

原油価格はこのチャートを見よう 

まずは、原油価格として最もポピュラーなニューヨーク商業取引所のNY原油(WTI)の2001年以降のチャートを見てみましょう。

WTIチャート

WTIチャート。ケンミレ株式情報より。拡大画像あり


2008年7月に1バレル147.27ドルの高値をつけた後、原油価格は大幅に下落しました。そしてその後、1バレル50ドルを割り込んだ後、緩やかに上昇し始め、今では1バレル90ドル台。2008年10月以来の水準まで回復していることがわかりますね。

では、原油価格の今後の動きや価格について、次のページで考えていきます。

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