気になるグアムの治安は?
毎年100万人前後の日本人ツーリストが訪れている、おなじみグアム。身近な存在ゆえに犯罪に対して気が緩んでしまいがちになっていないでしょうか? テロや誘拐などの凶悪犯罪というよりも、ひったくりや置き引き、暴行事件など観光地ならではの軽犯罪は発生しています。そして銃社会の米国準州ですから、銃砲関係の違反や薬物系の犯罪に巻き込まれる可能性もぬぐいきれません。ビーチリゾートの中では比較的治安のいいグアムですが、防犯意識を持つことにこしたことはないのです。グアムで日本人が巻き込まれた犯罪例
外務省 海外安全ホームページのグアムの「安全対策基礎データ」に興味深い内容が紹介されています。在ハガッニャ日本国総領事館の邦人援護統計によると、2008年グアムにおいて日本人旅行者を援護した件数は65件で、援護人数は68人。過去5年間のうちに100件を超すことはなかったようですが、毎年少なくとも50件前後はありました。具体的な被害例をいくつかピックアップしてみましょう。- 深夜0時ごろ、女性2人で市内ショッピングセンターからホテルへ戻る途中、後ろから突然現れた男にショルダーバッグを奪われた上、道路上に突き飛ばされた。
- ホテル内のツアーデスクで旅行会社担当者と会話中、膝においてあったバッグを後ろからひったくられ、犯人をおいかけた際に転倒。
- 20時ごろ、女性2人がホテル付近のビーチに座って談笑中、後ろから忍び寄ってきた地元民とみられる男に置いてあったカバンをひったくられた。
- 夕方、恋人岬付近をレンタカーで走行中、突然前方に車が割り込み、車から出てきた男に脅かされ、金品を強奪された。
- 遊泳中、ビーチに置いてあったバッグを盗まれた。
ガイドはグアムで危険な目にあったことは、ありません。夜間にひとりでプレジャー・アイランドのショッピングセンターへ行くこともありますが、交通量や人の目があるルートを選んで外出しています。そして、ここが海外であることを、いつも頭の片隅で意識をして行動するよう心がけています。
では、どんなことに気をつければいい? 対策はこちら>>>グアムの犯罪対策
写真提供/グアム政府観光局