マンガやゲームはオタク男子だけのものじゃない
現代の男性は、大人になってもマンガを読み続けている人が多い。毎週、買うのが少年ジャンプから、ヤングジャンプへ、週刊モーニングへと変化していくだけのこと。秋葉原に通いつめたり、コミケに顔を出すほどのオタクじゃなくても、熱心なアニメファンで、フィギュアを持っている人も多い(およそ、オタクとは無縁のイケメン俳優でもフィギュアを集めている人は少なくない)。「マンガやゲーム好きな男なんて」と、侮ることなかれ。日本のマンガやゲームには、それだけの魅力とクオリティがあると思う。マンガで言えば、男子向け(少年、青年など)と、女子向け(少女、レディコミ)がきっぱり別れているけれど、男子向けの作品もモノによっては、女子ツボにはまりまくるものも多いので、ぜひ、読んでみてほしい。
例えば、王道で女性にも親しみ易い絵柄を挙げるなら
・井上雄彦 『スラムダンク』『リアル』『バカボンド』
・浦沢直樹 個人的には『MONSTER』が特にオススメ
ギャグマンガなら特に男女の垣根を越えて楽しめる。
・中村光『聖☆おにいさん』
・ヤマザキマリ『テルマエロマエ』
そして、今、ぜひ押さえておきたいのが、言わずと知れた『ONE PIECE』と、『GANTZ』。
前者は、ストレートで健全なのに厚みのあるアドベンチャー作品、サラリーマンからアイドル、ミュージシャンまで100人中99人は大好きだという現在の少年マンガ界のキング的存在。
後者は、幅広い世代の男性にカリスマ的な人気を誇るSFアクション。荒唐無稽な設定でありながら、現代のテーマを表しているディープな作品。バイオレンスとエロが過度に描かれているものの、美しくも残酷な世界観、スピード感は一読の価値あり。読んでみて、ぜひ、意中の彼に話を振ってみて欲しい。二宮和也と松山ケンイチの主演で映画になっているので入り易い。