ロックは歴史とミュージシャンの生きざまを知る
音楽やミュージシャンの趣味から、彼の性格が見えてくることもあります
そして、「歴史やルーツを探る」というのは、音楽に限らず、物事への興味を深める最高の策だと思う。もし、意中の彼が音楽好きで、自分も本気で音楽への興味を深めたいなら、最新のロックを聞くだけではなく、60年代あたりまでさかのぼって、70年代、80年代……と年代別に代表的なロックバンドを追ってみるといい(できれば、国別にも聴く。アメリカ、イギリス、日本と3カ国あたりを押さえてみるとなお楽しい)。
音楽好きじゃなくても、ビートルズ、ローリングストーンズ、ボブ・ディランあたりは、もはや教養のレベルだし。音楽の歴史を学んだ上で、いちばん好きな年代、国、アーティストの音楽を入念に聞きこんでいくと、音楽への愛と興味はさらに深まる。
ちまたのロック青年(と中年)はミュージシャンの生きざまに憧れている人も多い。音楽を聞きながらも、伝説のミュージシャンを題材にしたドキュメンタリーや本を読んでみると、人物に感情移入しやすい女子にとっても面白いし、そこで感じたことを彼と共有もできる。
60年代のロックバンド、The BANDを追ったドキュメンタリー「ラストワルツ」(これまた、男子が大好きなマーティン・スコセッシ監督)とセックスピストルズのシド・ヴィシャスの生きざま「シド・アンド・ナンシー」は絶対ハズせない名作だし、70年代を舞台に、 当時の実在のロックバンドとグルーピーとロックジャーナリストの奇妙な関係を描いた「あの頃、ペニーレインと」も楽しみながら、音楽とその背景にあったものを知ることができる1本。