プリウス/プリウスの最新情報・試乗レビュー

理想的なCT200h、現実的なプリウス(2ページ目)

昨年10月にプロトタイプを紹介したレクサスCT200hが正式に発表された。プリウスと同じ1.8リッターのハイブリッドシステムを使っているものの、車体は大きく異なる。実際、ハンドルを握るとプリウスより明らかに上質。プリウスとCT200hで迷ったならどうしたらいいだろう?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

悩みどころは“オネダン”

トヨタ・プリウス

CT200hに比べると乗り心地が懸念のプリウスだが、コストパフォーマンスで考えると圧倒的にプリウスに分がある


絶対的な動力性能は、電圧が650Vになるため500Vのプリウスよりキビキビ走るモードを持つ。ただ搭載されているバッテリー容量は同じ。調子に乗ってアクセル踏んでいると売り切れてしまう。ちなみに大雑把に言えば、2.4リッターエンジン搭載と同等の加速性能をイメージしてもらえばいい。

プリウスより快適なCT200hながら、最大の悩みが価格。クルーズコントロールすら付いていないベーシックグレードで355万円。一方、プリウスの『G』にプレミアムナビやETCなどのオプションを加えてCT200hと同じ装備内容にすると277万円で、78万円も高い。

結局、どちらを選ぶべき?

レクサス・CT200h

あらゆる質感でプリウスを凌駕するCT200h。懸念となる価格が許容できるのであれば、ぜひこちらを選択してほしい


どちらを選ぶべきか? デザインについちゃ好みだからして甲乙付けがたい(私は圧倒的にプリウスを支持)。正直なトコロ、78万円差と聞いた途端、尻尾が後ろ足の間に入ってしまう。だったらプリウスを選んで乗り心地がよくなる上質のショックアブソーバーに交換するのもアリだと思う。

お金の余裕のある人ならCT200h。コストパフォーマンスを重視するならプリウスを推奨します。プリウスの乗り心地がもう少しマトモになってくれればいいのに……。迷ったなら乗り比べて頂きたい。そうそう。プリウスの乗り心地、ショックアブソーバーとタイヤ交換でずいぶんよくなります。
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