名古屋市郊外にある日本屈指のしだれ梅園
お花見といえば桜ですが、ひと足お先に春の訪れを感じたい人が好んで愛でるのが梅。そして、実は名古屋には日本屈指のスケールのしだれ梅園があるんです。場所は市郊外の名古屋市農業センター。ここに12種類700本ものしだれ梅が咲き誇ります。
しだれ梅は、垂れ下がる枝いっぱいに花が咲くので、一般的な梅よりもボリューム感があり、風にゆれる様も風情があります。
白・ピンク・赤・紅と色もとりどりな上、ぷっくりとふくよかなもの、細枝に端正な花がつくもの、白い花が滝のように枝に重なり合うものなど、種類によって枝や花の様々な姿かたちを楽しめます。
また、種類によってそれぞれ開花時期が少しずつズレるので、比較的長期間、見ごろの時期が続くのも、桜のお花見にはない魅力といえます。
園内は牧場や温室などがあり広大ですが、しだれ梅園は中央にまとまってあるので、ゆっくり散策しても20分程度でひと周りできます。ちょうど芝生広場の前にも梅が立ち並んでいるので、ここでひと休みしたりお弁当を広げるのもいいでしょう。
2月下旬~3月下旬の「しだれ梅まつり」は
グルメ、エンタメの催しもいっぱい
「しだれ梅まつり」は毎年2月下旬~3月中旬。2011年は2月26日(土)から3月13日(日)の開催となります。まつり期間中は、農家が野菜や加工物を即売する青空市が毎日開催。周辺エリアの生産者が自慢の作物を出張販売するマルシェ・ジャポンも3月3日(木)~8日(火)まで、その他、毎日開催の大道芸、期間中の日曜日開催予定の動物とのふれあいなど、盛りだくさんの内容で、見て、食べて、遊んで一日楽しめます。
梅の開花は気候に大きく左右されるため、咲き始めるまで満開時期が予測しにくいとのこと。農業センターではHPに「開花情報」のページを設けていて、開花が始まると更新頻度も高まるので、こまめにチェックしてみてください。
天気のいい日は大渋滞必至
必ず公共交通機関のご利用を
十分に注意したいのがアクセス。期間中、土日や天気のよい日は周辺道路が大渋滞します。筆者は昨年3月初旬に訪れたのですが、平日だったにもかかわらず大混雑。駐車場へ入るのをあきらめて、家人に運転を替わってもらい私だけ途中から歩いていきました。最寄の地下鉄・平針駅からは徒歩20分ほどかかりますが、絶対に歩いていくことをオススメします。また、平針駅からはバスもあり、荒池停留所下車で徒歩7分。通常1時間に1本ですが、期間中の土日は3~4本に増発されます。
時間に十分ゆとりをもってお出かけください。
□ 名古屋市農業センター
・ 住所:名古屋市天白区天白町平針黒石2872-3
・ TEL:052-801-5221
・ アクセス:地下鉄平針駅から徒歩20分(名古屋駅から平針駅まで約33分)
・ 開園:9:00~16:30
・ 休園:月曜(しだれ梅まつり期間中無休)
・ 料金:無料(まつり期間中のみ駐車場500円)
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