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画像提供:オオツカ熱帯魚 |
コバルトブルー・ラミレジィ学 名:Mikrogeophagus ramirezi var. |
このことからも判るように、飼育繁殖は比較的容易。その辺りは原種と変わらない。原種においても、東南アジアで積極的に増やされ、本種以外に数タイプの改良品種が知られている。また、よりハイクオリティーなヨーロッパブリード個体も流通し、前者と比べ非常に高価だが人気が高い。 繁殖スタイルは、流木や平らな石の上などの開けた場所に卵を産みつけるオープンスポウナー。弱酸性での飼育がベストだが、水質への要求はさほどシビアではない。日本の平均的な水道水であれば、産卵までは比較的簡単にことが進む。しかし、産卵から仔魚の育成まで、雌雄で甲斐甲斐しく見守るのが本来の姿だが、自分たちで産んだ卵を食べてしまうことが少なくない。これは長年、飼育下で累代繁殖を繰り返してきた弊害だとも言われている。また親魚が若い場合も、食卵の傾向が強い。 やはり育児の様子を観察するのが、小型シクリッドの醍醐味なので、ぜひそこまで狙ってみてほしい。その為には、ペアが落ち着ける環境を用意し、じっくり丁寧に育てると良いだろう。どうしても食卵してしまう場合、卵だけ取り出して人工孵化させるのも一つの方法です。 |