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コバルトブルー・ラミレジィ

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長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

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コバルトブルー・ラミレジィ
画像提供:オオツカ熱帯魚

コバルトブルー・ラミレジィ

学 名:Mikrogeophagus ramirezi var.
通称名:コバルトブルー・ラム、ブルーダイヤモンド・ラム、モルフォブルー・ラム
英 名
分 布:改良品種
サイズ:5cm
Temp :23-30℃
pH  :弱酸性~中性


ミクロゲオファーガス・ラミレジィの改良品種。2009年にシンガポールで開催された、アクアラマ(世界的なアクアリウムフェア)で紹介されるや否や、瞬く間に人気に火がついたことは記憶に新しい。東南アジアからの輸入個体が主に流通しているが、最近では国産化が進み、よりクオリティーの高い個体も流通するようになってきている。

このことからも判るように、飼育繁殖は比較的容易。その辺りは原種と変わらない。原種においても、東南アジアで積極的に増やされ、本種以外に数タイプの改良品種が知られている。また、よりハイクオリティーなヨーロッパブリード個体も流通し、前者と比べ非常に高価だが人気が高い。

繁殖スタイルは、流木や平らな石の上などの開けた場所に卵を産みつけるオープンスポウナー。弱酸性での飼育がベストだが、水質への要求はさほどシビアではない。日本の平均的な水道水であれば、産卵までは比較的簡単にことが進む。しかし、産卵から仔魚の育成まで、雌雄で甲斐甲斐しく見守るのが本来の姿だが、自分たちで産んだ卵を食べてしまうことが少なくない。これは長年、飼育下で累代繁殖を繰り返してきた弊害だとも言われている。また親魚が若い場合も、食卵の傾向が強い。

やはり育児の様子を観察するのが、小型シクリッドの醍醐味なので、ぜひそこまで狙ってみてほしい。その為には、ペアが落ち着ける環境を用意し、じっくり丁寧に育てると良いだろう。どうしても食卵してしまう場合、卵だけ取り出して人工孵化させるのも一つの方法です。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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