赤ちゃん・育児特集/子育てライフスタイル

上海の出産・子育て事情(3ページ目)

2010年の7月に上海で出産したガイドの体験談。日本での出産、子育て経験がないので比較ができないのですが、上海に住む日本人のほとんどが「え!? 中国人って……!」と驚くようなことをまとめてみました。

ヒキタ ミワ

執筆者:ヒキタ ミワ

上海ガイド

公園デビューはベビーシッターさんと

公園にて

公園にはママの姿はなく、ベビーシッターさんが連れてきている姿をよく見かける

「座月子」の1ヶ月を過ぎて体力が回復すると、自分で赤ちゃんの面倒をみる人もいますが、産休は産前産後合わせて4ヶ月と決まっているので、ベビーシッターさんにお願いをして職場復帰をする人が多いようです。

それを象徴してか、公園に行ってみると赤ちゃんを連れてお散歩に来ているのは、シッターのおばさんばかり! ママ本人を見かけることはあまりありません。

それでも教育には熱心なので「早教中心(ザオジアオチョンシン)」という0歳児から通える教室や英語教室は通わせている人も多いです。
 

日本のミルクやベビーフードが人気

スーパーのベビーフード売り場

粉ミルクやベビーフードが普及している

赤ちゃんのミルクとベビーフードについてですが、中国国産のモノに不良品が見つかったこともあり、日本のミルクやベビーフードが大人気です。離乳食は日本と同じく、お米を粉状にした「米粉」が主流で、ホウレン草味や豚レバー味、青梗菜味、そこにクコの実を混ぜた中国ならではのメニューなども多く見られます。麺を食べたり、お粥を食べたりと基本的に日本の離乳食に似ているように思えます。

ちなみに25kgも太ってしまった身体ですが、寝た切りの「座月子」の1ヶ月の間にさらに追い打ちをかけるように数キロ太ってしまうようです。母乳が終わったらダイエットのスタート!ですが、なかなか元に戻らないようで、妊娠したとたんにオバサンになってしまう女性を多く見かけます。それでも中には頑張ってダイエットをして元通りになったお友達もいますが、なんと5年もかかってしまったそうです。日本風の「+12kgまで。小さく産んで、大きく育てる」という考えを中国人に伝えると「なるほど~!」と、うなずく人が続出でした(笑)。

最後に、「おっぱいが垂れるから」と注射を打って母乳をあげないママも多くいるのだとか……。自分が一番かわいい上海女性、意思がしっかりしていて、ある意味あっぱれです!


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