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なぜ彼女は海外せどりで利益を出せるのか?(2)

円高で推移している今だからこそ、海外相手のビジネスは利益を出しやすい。そこで、海外せどりをされている川西亜希子さんに話を伺う。彼女は、なぜ海外せどりで利益を出すことができるのだろうか。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

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前回の記事「なぜ彼女は海外せどりで利益を出せるのか?(1)」では海外のオークションサイトイーベイを使って商品を買い、日本で売るという「海外せどり」の基本を、実践者の川西亜希子さんに伺った。今回の記事では、より深い内容に迫ってみようと思う。

オークションで稼ぐキーポイント 

海外せどりの実践者、川西亜希子さん。

海外せどりの実践者、川西亜希子さん。

オークションで利益を出すのは実はけっこう簡単なことだが、「継続して利益を出す」となるとやはり難しい。何事も継続はそう簡単ではなのだ。とはいっても、少しでも継続して利益を出したい。そう思うのが正直なところだ。そうさせるためにはどうすればいいのか?川西さんに聞いた。

まずは機械的になることだ。感情に任せて仕入れをしてしまうと失敗するケースが多いのがオークションの特徴の1つ。オークファンで落札相場データを見て、送料や手数料、海外オークションの場合には関税などを計算すれば仕入れのデッドラインはおのずと出てくるのだ。そのラインを持っていない人は仕入れてはいけない。そこまで言えるほど、仕入れに関してはシビアに行う必要がある。

「こういうものを売りたい」「これが好きだから商品として売りたい」と考えている人もいるが、「売りたいもの」と「売れるモノ」は違う。もちろん、自分が好きなものであれば真剣になれるし、楽しいのは確かだが、それはあくまで主観的な見方だ。

オークションで重要なのは、「それは売れるんですか?」「需要があるんですか?」という客観的な視点である。客観的にみないと、仕入れ価格も甘くなり、継続的な利益を出すのは難しい。

相場の読み違いは心理的な問題 

もう1つの罠は人の心理だ。オークファンでデータを見ると、同じ商品でもある時は1万円で落札され、またある時は1万5000円で落札され、また違う日には8000円で落札されるということがある。こういう場合、商品の相場を1万5000円だと考えてしまう人が多いのだ。自分の都合のいい方に解釈するというか。したがって仕入れるときはデッドラインを9000円程度に設定してこの値段で仕入れてしまう。そして結果的に利益が出ない、あるいは赤字になるということもある。

仕入れるときには、送料や関税、ヤフオクに支払う手数料などすべてのコストを計算して、それでも利益が出るように仕入れ値を逆算する。これが鉄則なのだ。
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