建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

中庭で緩やかに繋がる二世帯住宅[蓮根の家]

東京北部の周辺の、緑がさほど多く無く建て込んでいる住宅地の北西の角地に、ご両親と祖母と息子さん夫婦が住む家が完成しました。敷地の中心に配置した中庭に、1階ではロの字、2階ではコの字、3階では一の字で部屋が面するという、変化に富んだ二世帯住宅です。

執筆者:川畑 博哉

最寄りの地下鉄の駅から徒歩7分程の、2~3階の一戸建てが連なって並ぶ典型的な住宅街の角地に、堅牢なコンクリート打放しの基礎に木造の家が載ったような印象の家が建っています。ここには1階に祖母と両親の二世帯、2階と3階に息子夫婦が独立して住んでいます。

コンクリートが家族を守る


写真をクリックすると次の写真に進みます
外観
1. 西側の外観。photo:篠沢 裕 2. 北西の角にそれぞれの玄関がある。1階が木、2階がスチールのドアで個性を表現している。 3. 上階へはガレージの門構えの壁の脇から入る。 4. 外階段で2階へ上がる。


4mの道が交差する北西の角を見ると、上下に2つの玄関ドアが並び、わずかに小さな窓がいくつか見られるだけで、プライバシー重視の閉じた家のようです。しかし一転、内部には周囲を気にしないで住人がゆったりとくつろげる、安心感に包まれた室内が待っていました。

◆建築家プロフィールと建築データ


  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます