コツコツ実践のために「働き家電」を導入!
では、そのためにぜひ導入したいのが、「働き家電」と私が呼んでいる、便利な家電たちです。お掃除に限らず、さまざまな「働き家電」が登場していますので、調べてみてください。年末のボーナスがあれば、いっそこういった家電を購入し、来年からの自分の生活を楽にするためのお歳暮のようにしてみては?
私が実際に使っていて、最も便利だと思っているのが、お掃除ロボットの「ルンバ」です。原稿を書きながらでも、お料理をしながらでも、ピアノを弾きながらでも部屋がきれいになる! こんな便利なものを導入しない手はありません。わが家でも、時々来てくれる母が、今ではすっかりルンバのファン。掃除機を引っ張り出してかける必要がないので、腰などへの負担もなく、使いやすいのでしょう。
ルンバのほか、全自動洗濯乾燥機と食器洗い乾燥機は必須。この3つは、子どもが多い私にとっては、1日でもなければ暮らせない、まさに「三種の神器」。「電気代がかかりそう」「水道代がかかりそう」などと言われることもありますが、子どもが小さくて、ただでさえママも疲れている時期なのです。それくらいは許して!という気持ちになりましょう。子どもが独立すれば、また使わずにエコな暮らしができる日が来るのですから……。
三種の神器プラスアルファは、電動自転車、スロークッカー、家事代行サービス
さて、「三種の神器」のほかにも、便利な家電や、電気製品ではないけれども導入すると便利なものはたくさんあります。
たとえば、電動自転車。私が住んでいる地域は坂道が多いため、ママたちのほとんどが電動自転車を愛用しています。平坦な地域に住んでいたとしても、子どもはどんどん重くなるので、やっぱり電動が楽! 電動を買わずに後悔するママも。5年ほどで電池交換の必要がありますが、そこで1回交換して10年使えば十分元が取れる家電です。
また、家電ではありませんが、朝、火を通しておけば、煮物やカレー、おでんなどができる「シャトルシェフ」(スロークッカー)は、冬には必須のアイテム。実は、ご飯も上手に炊けるのでとても便利です。忙しいと炒め物ばかりになってしまう……という人には、ぜひオススメ。上手に美味しい煮物ができますよ。
そして、究極的に取り入れたいのが「家事代行サービス」。特に、お掃除については、プロの技は違います。ピカピカになったわが家にいると、気分まで変わってきますから、試す価値はあります。月に一度、サービスを頼んで家を完全にリセットできれば、それこそ年末の大掃除は不要になります。
仕事も家事も完ぺきに!と思ったら、ママは心も体も折れてしまいます。まずは「できない」ことを見極めて。その部分は、家電やサービスに任せてしまう心を育てることだって、働くママにとっては重要なんですよ。
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