スイスのスイーツ
スイスのスイーツと言えば、チョコレートだけではありません。山野の幸に恵まれたスイス。サクランボや胡桃など、その地域で採れる材料を生かしたスイーツを楽しむことができます。ここではその代表的なものをいくつかご紹介します。エンガディナー・ヌストルテ
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約3ヶ月は日持ちがすると言われる
特にサンモリッツの村の中心にある「カフェ・ハンゼルマン」の味は絶品。オードリー・ヘップバーンもサンモリッツ滞在中はこの店に良く来ていたそうです。サンモリッツに滞在する機会があれば、ぜひ。
メレンゲ
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マイリンゲンでは一日平均1500個ものメレンゲが焼かれている
ツーガー・キルシュトルテ
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写真はキルシュトルテのイメージ。ツーガー・キルシュトルテは表面に粉砂糖をまぶす
スイスワイン
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スイスワインは料理を引き立てる優しい味わいのものが多い
ところが日本の市場にはあまり出回っていないため、「スイスでもワインが生産されているの?」と思う人もいるかもしれません。これはスイスでは一定の品質を保つために、ブドウの生産も制限され、できたワインはほとんど国内消費に回されているから。つまりほとんどスイス人で飲んでしまうため、あまり輸出に回らないというわけなんです。
そんな希少価値のあるスイスワイン。せっかくスイスに行ったなら、ぜひレストランやワイナリーで味わってみましょう。
スイスでは白と赤の生産量はほぼ半々。白ワインはできてから1~2年、赤ワインは2~3年と比較的若いうちに飲みます。年代の古さを気にする必要はありません。
■世界遺産のブドウ畑、ラヴォー地区
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湖の反射光、日中石垣が蓄えた熱、そして本物の太陽の「3つの太陽」に恵まれたレマン湖北岸の葡萄畑
ローザンヌからモントルーの間はラヴォー地区と呼ばれ、2007年に世界遺産に登録されました。レマン湖と対岸のアルプスの峰々に向き合うように、急斜面に耕された葡萄畑と点在するワイン生産村が、幾世期にも渡って人類が築き上げてきた文化的景観と認められたのです。
ラヴォー地区のワインの代表的な銘柄は、シャルドンヌChardonne、デザレー Dezaley、エペッス Epesses, リュトリー Lutry, サンサフォラン St-Saphorin など。
スイスチーズ
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スイスの人々にとってチーズは歴史的に貴重なタンパク源だった
もうずいぶん昔ですが、ガイドが初めてスイスに向かった飛行機の中で、食事の後にデザートとして、数種類のチーズをお皿に載せた「チーズプレート」が出てきたのにはびっくりしました。その時は、「デザートにチーズなんて!」と思ったものでしたが、今なら喜んでリクエストします。
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今でも山の小さなチーズ小屋で農民がチーズ造りに励む
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スイスのスーパーマーケットに並ぶ各種チーズ
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エンゲルベルグの一帯は、この修道院を中心とした独立国だった
スイスの季節の味
山岳地帯が国土の大半を占めるスイスでは、果物やキノコなど四季折々の味を楽しむことができます。身体が芯から温まるフォンデュは、冬のスイスの定番料理ですが、ここでは春と秋のスイスの味をご紹介します。ホワイトアスパラ(4月中旬~6月中旬)
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ホワイトアスパラはグリーンアスパラに比べて収穫時期が短いので希少価値が高い
ジビエ料理(9~11月)
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山岳地帯が多いスイスでは野生動物の数や種類も多い
焼き栗(11月下旬~2月)
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ブレガリア谷の奥にあるソーリオも有名な栗の里
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スキーやハイキングの後は、山のレストランで腹ごしらえ