ベスト名づけ賞 響き部門: 富賀(ふうが)くん
音の響きに好みが表現されている
富賀くん
■名づけの由来、思い
パパが日産勤務でFUGAに引っ掛けた……と言われますが、音楽用語のフーガが元々で、音楽に限らず何かの専門分野で秀でるモノを持ってほしい。外来語のフーガと真逆に和風の漢字になりましたが、最終的に画数で決めました。(ペンネーム:おはんさん)
■審査員・牧野くにお氏のコメント
フウガは最近少し出はじめたよび名で、それほど多くはありません。またほかの字が使われることが多く、この字はめずらしい字です。このお名前はとくに文字選びがうまいということではありませんが、素直に浮かんだままの音を漢字にしていて、音の響きは平凡ではなく、しかも技巧的でもなく、よく好みが表現されています。
ベスト名づけ賞 自然部門: 陸斗(りくと)くん
大きな大陸、大地をイメージした正直な名づけ 陸斗くん
■名づけの由来、思い
「陸」の字は、誰とでも仲睦まじく、大陸のように心が広い子になるように 。「斗」の字は春生まれなので、北斗七星(春の星)にちなんでつけました。(ペンネーム:あおさん)
■審査員・牧野くにお氏のコメント
やはり今人気のある名前ですので、めずらしいとか、妙案をひねり出したということではないのですが、名前をつけるときの思いが、いかにも大きな大陸、大地をイメージしながらつけたということがうかがわれ、理屈を考えない正直な好みが表現されているといえます。
ベスト名づけ賞 記念部門: 康介(こうすけ)くん
■名づけの由来、思い
水泳の「北島康介」にあやかってつけました。(ペンネーム:熊襲さん)
■審査員・牧野くにお氏のコメント
水泳の北島康介にあやかって、ということですが、こういう名づけは単純で安易なように思う人もいることはいます。ただ、名前への思いがそれしか書かれていなかったということは、やはり理屈ぬきに本音を語った正直な名づけといえます。このような明快な表現というのは、親子関係のためにはとてもよい名づけです。
審査員・牧野くにお氏より総評
名前だけを拝見しますと、ほかにもとても素敵なお名前が多く、優劣はつけがたくて選ぶのに大変苦労いたしました。ただ「由来、思い」の中では、本人にどのようになってほしいという期待を書かれた方が非常に多かったのですが、選定のさいは、名前そのものをどのように思いついたのか、どのように気に入って納得しているか、ということも重視させていただきました。
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