住宅ローンの繰上げ返済に貯蓄は?

住宅ローンの繰上げ返済に貯蓄は?

住宅を購入した人は、住宅ローンの繰上げ返済を考えていることも多いと思います。そのために繰上げ返済の仕組みや制度を理解しておくことが必要ですが、貯蓄がなければそもそも繰上げ返済ができません。

住宅ローンの繰上げ返済をするのに貯蓄がいくら必要で、不足するようであればどう貯蓄を増やしていくのか。住宅ローンの繰上げ返済と貯蓄についてお話します。

住宅ローンの繰上げ返済とは?

 住宅ローンの繰上げ返済とは、その名の通り通常の返済と別に前倒しで住宅ローンの返済をしていくことです。住宅ローンも借金である以上、金利も含めて返済しなければなりません。

数千万円単位の金額を何十年もの長期で借り入れをすると金利負担は莫大です。実際に3,000万円を30年間、3%の固定金利(元利均等返済)で借り入れすると、返済総額45,533,160円に対して利息は15,533,160円になります。

このうちいくらか住宅ローンを繰上げ返済すると、本来支払う予定であった金利分を支払わずに済みます。結果としてトータルに負担する返済金額を圧縮することができるわけです。

また住宅ローンの繰り上げ返済には手数料が必要なことがあります。金融機関や繰上げ返済する金額によって手数料は違いますので、いつ?いくら?繰上げ返済するなどのことも考慮しておくことが必要です。

変動金利で数千円程度、固定金利の場合だと数万円手数料が必要になりますし、保証会社への手数料も必要です。あまり細かい返済の繰り返しをすると手数料負担が大きくなるので注意してください。但し中には手数料無料のところもあります。

同じように住宅ローンの借り換えを考えている人の場合、繰上げ返済を借り換え前と借り換え後のどちらがいいのかと悩むことがあると思います。これは繰上げ返済をするタイミングの話しですが、単純にいくら得でいくら損というだけの問題ではありません。

借り換えをするということは新たに住宅ローンの融資を受けるということですので、新たな住宅ローンの融資も含めて総合的に検討してください。

尚、繰上げ返済の種類には以下の2つがあります。 

  • 期間短縮型(例えば30年の住宅ローンが27年になる。返済額は変わらない)
  • 返済額軽減型(例えば月10万円の返済額が、9.5万円になる。返済期間は変わらない)
住宅ローンの支払い全体で見た場合、期間短縮型の方が総支払額は安くなります。しかし例えば家計が苦しく、子供が学校を卒業するまでは負担を減らしたいなどの場合であれば返済額軽減型を利用するのも方法です。基本的なことを理解した上で柔軟に対応してください。

次のページでは、住宅ローンの繰上げ返済に貯蓄がいくら必要か?またこの時の貯蓄を貯めるための考え方について解説します>>>>>>