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除湿器の選び方のポイント」
夏は多湿・冬は結露と年中必要な
湿気対策。特に、梅雨時のジメジメ、帰って来て玄関を開けると「むんっ」とする空気、なかなか乾かない洗濯物...イヤですよね?また、湿気は放置しておくと、不快なだけでなくカビや細菌の発生原因にもなります。
そんな問題を解消してくれるのが
“除湿機”です。しかし“除湿機”といっても、いろいろな種類があります。あなたにピッタリの“除湿機”はどんなタイプなのでしようか?そこで今回は、その選び方についてご紹介したいと思います!
<INDEX>
Step1.除湿方式とパワーを把握する・・・P.1
Step2.使用する季節を想定する・・・P.2 Step3.使い方をイメージ・・・P.2
Step4.メンテナンス&コストチェック!・・・P.3
Step1.除湿方式とパワーをチェック
除湿機は、湿度を摂る方法(除湿方式)により、3つのタイプに分類できます。まずは、その違いとそれぞれの長所・短所を整理しましょう。
■コンプレッサー方式
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参考商品/
The速乾(日立)
空気を冷やすことにより水分を取り除く方法。コンプレッサーを通して冷媒(フロンガス)を循環させ、フロンガスで熱交換器を冷やし湿気を水滴に変えます。
【長所】
高温時(25度以上)での除湿力が大きいので梅雨~夏場に向く。
除湿量が多いので湿気の多い季節でもパワフルに乾燥できる。
消費電力が小さいので(デシカント方式の半分位)ランニングコストが安い。
【短所】
コンプレッサーがあるため
、振動音が大きい。
本体サイズが大きめでやや重い。
※室温上昇は1~2℃程度
■デシカント方式
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参考商品/
プチサラリ(三菱電機)
水分の吸着性能に優れた
ゼオライト(乾燥剤)で水分を取り除く方式で冷媒(フロン)を使わずに除湿可能。ゼオライトで除湿した後、ヒーターであたため乾燥した空気を吐き出します。
【長所】
低温時での除湿力が大きいので冬場でも使うことができる。
(1年を通して使える)
コンプレッサーが無いので軽量コンパクトで静か
【短所】
ヒーターを使う分消費電力が大きくなる。
発熱量が多くなり部屋の温度が上がる。
※室温上昇は3~8℃程度
■ハイブリットタイプ
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参考商品/
F-YHA100(National)
デシカント方式とコンプレッサー方式の長所を融合させた、新しいタイプです。
夏場はコンプレッサー式で気温上昇を防ぎ、冬場はデシカント式で除湿能力の低下を防ぐため、一年中変わらない除湿能力を維持できるのがウリ。さすがに本体価格は若干高め
(市場価格50,000円程度/2005.4時点)となります。※室温上昇は1~8℃程度
カタログに掲載されている
リットル数が除湿機の能力となります。このリットル数は、
1日に除湿できる水量を表しています。家庭用としては、6L前後~18Lまでの容量があります。除湿能力と除湿面積の目安を一覧にしましたので、参考にして下さい。
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除湿能力と除湿面積の目安
除湿能力の
数値が大きいほど、早く除湿ができます。できるだけ素早く除湿をしたい場合は、適応面積に関わらず大きな容量を選ぶ方が良いでしょう。しかし、本体も大きくなりますので、サイズや重さも考慮しながら検討することをおすすめします。
次は「どのタイプを選べば良いか?」が問題です。では、選ぶ際のチェックポイントをみていきましょう。
Step2.使用する季節を想定する>>