初めて選ぶひな人形。何を買えば良いか分からない方も多いかと思います。そこで、ひな人形の種類や、人気のあるタイプをお伝えします。
王道の段飾り
雛人形といってイメージするのは、七段飾り
段飾りとは、雛が二段以上あるひな人形を総して呼びます。その中でも、だいたい4種類あり、以下のようにだんだん豪華になります。
- 二段飾り(男雛(おびな)、女雛(めびな)、三人官女)
- 三段飾り(男雛(おびな)、女雛(めびな)、三人官女、道具。五人飾りともいう)
- 五段飾り(男雛(おびな)、女雛(めびな)、三人官女、五人囃子、仕丁、お道具一部)
- 七段飾り(男雛(おびな)、女雛(めびな)、三人官女、五人囃子、仕丁、お道具一式)
一般的に、二段飾りの種類はあまりなく、三段飾りが一番多いです。七段飾りは、飾り台の上に大体「毛せん」と言って、赤い敷物のようなものを敷きます。ひな人形のイメージとして思い浮かぶ方が多いのが七段飾りではないかと思います。これらのタイプは直に床に置くのが基本です。サイズとしては横幅・奥行き共に100cmほどは見ておくと良いでしょう。
ベーシックな親王飾り
収納や飾るスペースを考えると、親王飾りがコンパクトでおすすめ
親王飾りとは、男雛(おびな)と女雛(めびな)のみタイプで一段飾りになっています。段飾りと大きさを比べると、横幅はそんなに変わりませんが、奥行きは大体50cmあれば十分な商品がほとんどです。チェストやタンスの上に置くのに良いサイズです。
見栄えや収納もしやすく、人気の収納飾り
最近人気の親王飾りは、その大半が収納飾りタイプです。収納飾りとは、桐箱が飾り台にもなり、お雛さまを収納する箱にもなります。スタンダードな親王飾りは棚の上に置くイメージで、床に直置しにくいですが、収納飾りは台自体に高さがあるので、床に直置きしても気になりません。横幅は80cmあれば十分です。
収納が楽なケース飾り
ケース飾りは、透明のガラスやアクリルケースに雛人形が入っているタイプです。人形を並べたり、一つ一つ収納する手間がないので、忙しい人に特に人気があります。サイズとしては横幅70cm、奥行きは45cmあれば十分です。一般的には四角のケースが大半ですが、木の葉型、扇型、六角形などもあります。音楽も最近はオルゴールではなく、歌・カラオケ入のCDが付いている商品も増えています。
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