収納家具・棚・タンス・シェルフ/収納家具・棚・タンス・シェルフの選び方

インテリアがあか抜ける収納をプランする(2ページ目)

用意周到に練ったはずの収納プラン。ところが住んでみると、無機質で素っ気ない! 造り付けや壁面収納だけでは表現しきれないのが、我が家らしさ。インテリアに温もりをもたせる収納とは?

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド


収納をインテリアの構成要素に加える

リビングでは明るく開放的な空間づくりがインテリアのカナメになりますが、その一方で、窓が多過ぎて落ち着かない空間になる恐れがあります。窓は採光と通風、眺望のために。壁は収納や飾りの場として、バランスをとりながら窓のとり方と壁の残し方を検討するのがポイントです。
収納家具とインテリア

壁面の色と収納、収納と窓辺のファブリックとのコラボレーション

垂直面としての壁と窓を検討するときには、室内の展開図を使います。四方の室内展開図を広げて、各面をキャンバスに見立てて、想定している収納家具のサイズを描き込んでいきましょう。それと並行して、窓面に吊るすカーテンやブラインドも検討します。

この作業を進めていくと、窓のサイズを見直すきっかけになります。例えば、掃き出し窓を腰高までの窓に変更することによって、腰高のカウンター収納を取り入れた落ち着いた空間づくりへとイメージが発展するかもしれません。リビングとつながった和室がある場合にも、同じように検討していきましょう。


収納でインテリアのイメージを高める

ダイニングスペースも同様に、室内展開図を使ってイメージを固めていきます。キッチンとのつながりがあり、さらにリビングへと連続するスタイルのダイニングが多いので、どちらともバランスよく調和するインテリアづくりがポイント。それぞれの空間での過ごし方と、視線の流れについて具体的な検討が必要です。
片づく収納とインテリア

メッセージボード&収納で「お片づけコーナー」をつくる

その一方で、収納すべきモノが多いのもダイニングの特徴。実用を考えながら、つくりたいインテリアイメージに近い収納家具をいくつか選んで具体化していきましょう。例えば、見せて飾れる収納家具をダイニングに取り入れて、カジュアルで楽しいカフェ感覚の空間に仕上げるといったように、家具からイメージを膨らませることも可能です。

寝室や子供部屋も、同じように収納家具を取り入れたインテリアを検討してみましょう。そして部屋での過ごし方を具体化して、理想とする間取りへとつなげていってください。


撮影場所:イケア・サステナビリティハウス「東京デザイナーズウィーク2010」

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