ソフトバンク版iPhoneの価格は?
ソフトバンクでiPhoneを購入する際には、2つのプラン「バリュープログラム(i)」と「標準プライスプラン」のいずれかで購入することができる。iPhone独自の料金プランで、端末価格がぐっと安くなっている
iPhoneをアクティブに使うなら「バリュープログラム(i)」
「バリュープログラム(i)」では毎月の割引額が高めに設定されている一方で、パケット通信料金が固定化されているなど、注意すべきポイントもある。まず、本体価格なのだが、本来、iPhone 4Sの16GBだと4万6080円、32GBだと5万7600円、64GBでは6万7200円に設定されている。しかし、割賦払いの「新スーパーボーナス2年払い」で支払うと、頭金は不要で月々の設定金額は16GBで1920円、32GBで2400円、64GBは2800円となる。
ここからソフトバンクモバイルでは「月月割」という割引施策が適用となる。これが1920円に設定されていることから、支払金額から月月割の1920円が引かれることになり、これにより16GBで0円、32GBで480円、64GBで880円の月々の支払いになるというわけだ。
つまり総額は16GBで0円、32GBで1万1520円、64GBで2万1120円という計算になる。ややわかりにくいプランだが、これも「すぐに解約せずに2年間使い続けることでお得感が出てくる」という仕組みなので仕方がない。
では、実際の支払い額はどうなるのだろうか。
バリュープログラム(i)は4410円。さらに基本料金(ホワイトプラン980円)、パケット通信の基本料とも言えるSベーシックパック315円が必要となる。毎月の出費は音声通話を一切、行わなければ、最低支払価格は16GBモデルなら5705円/月、32GBモデルとなると6185円/月、64GBモデルは6582円/月となる。
ここで注意しなくてはいけないのが、過去のプランであればパケットを一切使わなければパケット通信料を請求されることはなかったが、バリュープログラム(i)では、パケット通信料は4410円の固定料金となってしまっている。すわなち、使っても使わなくても同じ4410円というわけだ。
実際にiPhoneを使ってみると、ウェブ接続にはとても便利なので、ついつい出先でネットをつなぎたくなっている。いま話題のTwitterもiPhone向けにはクライアントアプリも数多く揃っており、いつでもどこでもつぶやきたくなってくる。
他のスマートフォンのパケット料金の上限はiPhoneよりも1500円ほど高く設定されているので、むしろiPhoneのほうがお得とも言える。他のケータイと比べてものすごく高いということはないだろう。
2年契約であることや契約の変更、解約時には別途料金がかかるなど、注意点もある。自分がどういう契約をしているかをきっちりと確認した上で手続きをしたほうがいいだろう。
次のページでは、もうひとつのiPhone料金プランと機種変するときの注意点を解説しよう。