マタニティウェア/授乳服の基礎知識

授乳服ファッションの最新事情(2ページ目)

「しょっちゅう授乳をしているから、家ではTシャツ1枚なの」とか、「授乳服はオシャレじゃないから、外に着て出られない」とママたちからよく聞きます。でも赤ちゃんが生まれてから約1年間続く授乳期間。せっかくならママも楽しく、気持ちよく過ごしたいもの。ここでは、オシャレに機能的に変化している授乳服の「今」をご紹介します。

青木 愛

執筆者:青木 愛

マタニティウェアガイド

ママ達の活躍の場が増えている証拠

アダーundefinedカバーズ

ワイヤー入りの授乳ケープは、最近では種類も豊富!

この授乳服の進化には、やはり女性の社会進出が後押しとなっています。産後、授乳中でも短時間労働するママもいますし、育休後、早めに仕事に戻るママもいらっしゃいます。産後に赤ちゃんを連れていけるヨガクラスや料理教室も増えていますし、ネットを使って家で育児をしながらビジネスを始めるママもいます。

カフェで友達とお茶をしながら、ちょっと授乳というシチュエーションもありますし、「時間や場所を選ばず、自由に授乳したい」というニーズの高まりから、日本でも欧米でも、マタニティと同様、授乳服マーケットが成熟しつつあります。日本では、授乳服専門の「モーハウス」、またマタニティブランドの「エンジェリーベ」も、授乳服を出しています。輸入品でも国産のものでも沢山ある選択肢の中から、ご自身にあった、また気持ちを楽にあげてくれる授乳服を見つけることが、楽しく授乳期間を乗り越えるコツかもしれません。
 

授乳ケープ、授乳アイテムも続々と変化

マターナル・アメリカ

ストールについた穴に首を通すと、授乳ケープに早変わり(左)、首に巻けばマフラーにも。ニット素材だからできるワザ(右)

「ベベオレ」に代表されるような人気の授乳ケープがあります。ワイヤーが入って、中を覗き込みやすく、どこでも簡単に授乳をすることができるので、お出かけの多いママには必需品。今では、多くのブランドが生地のセンスを競いあっているので、お気に入りをひとつ、見つけてみてはいかがでしょう。

また、LAのマターナル・アメリカというマタニティブランドからは、こんな授乳ケープが出ています。一見、ストールに見えるこの1枚の布が、首元に開いた穴に頭を通すと、あら不思議! 授乳ケープに早変わりします。肩にかけたり、マフラーとして首に巻いたり。これなら、ファッションコーディネイトと併用できるので、荷物がひとつ減りますね! ワイヤー入りのほうがいいのか、ワイヤー無しのこういったマターナルのようなケープがいいのか、使い勝手のいいほうを選ばれるといいと思います。

ミルクバンド

色とりどりのバンドが、つけている人の気分も明るく。授乳時間も楽しく過ごせそう


「授乳記録をつけるのが面倒で続かない」「最後に授乳したのはどっちの胸か、どのくらい時間をかけたのか、いちいち覚えていられない」という方には、ミルクバンドという面白いアイテムも登場しています。リストバンドのような仕様で、「LEFT」「RIGHT」と最後にあげたほうの胸にチェックを入れて、時間にメモリを合わせておけば、ひとめで「いつ、どのくらい授乳したのか」が分かる仕組みに。


 
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