月払いと年払い、どれくらい違う?
生命保険の保険料は、まとめ払いすると安くなることを知っている人は多いでしょう。でも、「どうせ、たいした金額じゃないんでしょう」と、思っている人もいるのでは?では、月払いと年払いでは、保険料はどれくらい違うのか、定期保険のケースでみてみましょう。30歳・男性が3000万円の定期保険に、保険(払込)期間30年で契約した場合です。
●月払い 4871円
●1年間の保険料 5万8452円
●年払い保険料 5万7373円
●1年間の保険料と年払い保険料の差額 1079円
まとめ払いは確実にトクする
このケースでみると、年払いにするだけで、1年間で1079円安くなります。10年では1万790円、20年では2万1580円、30年では3万2370円安くなります。つまり、この分、おトクということですね。生命保険の保険料は、年齢・性別、保険金額などの契約条件で異なり、年払いにしたときのおトクになる金額も異なります。でも、多いか少ないかの違いはあっても、確実にトクします。家族に必要な保障を得るための保険料は、各家庭にとって、必要固定経費といえます。どうせ払わなければいけないお金なら、それをできるだけ安くすることは節約の基本技です。つまり、「払うお金に稼いでもらう」ということなのです。これは、株式や投資信託などで運用するのとは違い、元本が目減りするリスクのない安全・確実な稼がせ方なのです。
月払いにしている人は、年払いに変更する手続きをしましょう。手続きは1回だけでいいので、手間の割には効率のいい稼がせ方でもあります。これから入る人は、最初から年払いで契約したいものです。