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韓国旅行での食事代、レストラン・食堂・屋台の相場

今回の旅行、いくらぐらいお金を持っていこうか……。旅の準備をするためにも、現地の様々な価格相場を知っておくことは大切ですね。ここでは、レストラン、屋台など、食事にかかる費用の相場をまとめています。ぜひ、ご参考ください。

松田 カノン

執筆者:松田 カノン

韓国ガイド

韓国での食費は高いの? 安いの?

本場なら2倍美味しい韓国料理! 気になるあのメニューのお値段は?

本場なら2倍美味しい韓国料理! 気になるあのメニューのお値段は?

韓国では、パスタなど洋食の値段は日本とあまり変わりませんが、韓国料理に関してはリーズナブルに食べられるお店がたくさんあります。特に、日本の韓国料理レストランと比較すると、お得感があります。

ただ、レストランがある場所が、庶民的なエリアなのか、セレブも闊歩するようなエリアなのかにより、食事代は大幅に変わることも。例え同じ料理でも、高級レストランなのか、食堂なのかによっても当然変わってきます。相場を参考にレストラン選びをしてもいいですね。

 

レストラン・食堂での食事代相場

キムパプ

手軽に食べられるキムパプ。具によって値段も変わります

■粉食店
オムライス、うどん、ビビンバやキムチチゲなど、幅広いメニューを扱う庶民的な食堂を粉食(ブンシク)店と呼びます。韓国では数少ない一人でも気軽に入れるお店ですね。粉食店の場合、キンパプ2,000~4,000ウォン、冷麺5,000~5,500ウォン、チゲ類5,500~6,500ウォンビビンバ5,500~6,500ウォン程度が平均的な値段です。安く美味しく韓国料理を気軽に食べられるのが魅力ですね。中には有機食材を使うなどのこだわりある粉食店もあり、そういった店はもう少し値段が高くなります。
 
韓国料理を安く美味しく味わえるのが本場の魅力

一つの料理に特化した専門店の料理は間違いなく美味しいのが魅力。値上がりは続いているものの、それでも日本より美味しく、安く食べられるのが本場です

■専門店
昔ながらの食堂の場合、粉食店の値段より1,000~3,000ウォン程度高くなると考えればOK。特に、老舗の冷麺や、ビビンバ、キムチチゲなどの店は、1人前8,000~1万6000ウォン程度のメニューが多い傾向にあります。例えばビビンバなら8,000~1万ウォン、サムゲタンは1万5000ウォン、キムチチゲやスンドゥブチゲなどは、7,000~9,000ウォン程度が相場となります。
 
韓国で焼き肉をお腹いっぱい食べよう!

韓国に来たら絶対食べたいのが焼き肉。肉の部位や酒類により値段も変わります

■焼き肉
焼き肉の場合、例えばサムギョプサル(豚の三枚肉)は、平均的に1人(150g)1万5,000ウォン程度。2人前以上の注文が基本です。ごはんは別途注文が必要で、1人前1,000~2,000ウォン程度。デンジャンチゲ(韓国風味噌汁)などが一緒に出されるお店と、そうでない店があります。チゲ類を別途注文する場合6,000ウォン~9,000ウォン程度となります。
 

豚焼き肉に対し、牛焼き肉はかなり高めの設定です。どの部位を注文するかによって値段は大きく変わりますが、韓牛の場合1人前2万5000~5万5000ウォン程度が平均的な値段です。韓牛のユッケなどは1人分(200g)で3万ウォン前後~です。焼き肉に欠かせない瓶ビール(韓国ブランド)は1本4,000~5,000ウォン、焼酎は1本4,000~5,000ウォン程度です。肉代とは別に席代(お通しと同じ)として、3,000~4,000ウォン程度を追加計算する店もあります。
健康的な韓国料理、韓定食

おかず豊富な韓定食はとても健康的ですね。家庭料理風なのか、本格派なのかなど、膳にあがるメニューによっても値段はピンキリです

■韓定食
たくさんのおかずをヘルシーに食べられることで人気の韓定食。おかずの内容とレストランの種類により値段に大きく差が出るメニューです。おひとり様もOKの家庭料理レストランの場合は、9,000ウォン~1万5000ウォン程度。本格的な韓定食レストランの場合は、コース形式のランチで2~5万ウォン、ディナーで3~8万ウォン程度です。
 
宮廷料理は韓定食の中でもお値段張ります

特別な接待の時などに利用される宮廷料理。品数も多く、豪華な食材が並びます

韓定食の中でも高級なものに宮廷料理があります。韓国でも、接待や特別な日に利用することが多いため、宮廷料理を扱う店は基本的に高級レストランに該当します。コース形式が基本スタイルで、ディナーの場合、大体8~20万ウォン程度。ランチはややお得で、3~10万ウォンといったところです。

ソウルで食べたい韓国料理リストはこちら>>>韓国料理
 

屋台グルメ(おでん・トッポギ)の食事代相場

韓国の屋台

安くて美味しい屋台のおやつ。季節ごとに屋台に並ぶメニューも変わります

街を歩いているとあちこちで見かける赤いテントの屋台。ふわーんといいニオイが漂ってくるので、知らず知らずのうちに近寄ってしまいますよね。屋台のメニューはいろいろあって、明洞で有名なゲランパン、子供から大人までみんな大好きホトック、寒くなるとおでんや韓国版たい焼きも登場します。
 
韓国版たい焼きのブンオバン

韓国版たい焼きとも言えるブンオバン。秋になるとあちこちの屋台に登場。手ごろな値段なので、子供から大人までみんな大好きなおやつです

ここでは韓国でポピュラーないくつかのメニューの相場を掲載します。おでんは、1串1,500ウォン、トッポギは一皿3,000ウォン程度が目安です。ホトックは1つ1,000~2,000ウォン程度。붕어빵(ブンオバン)と呼ばれる韓国版たい焼きは、3つで1,000ウォン。味によっては2つで1,000ウォンという場合もあります。
 
韓国の屋台で一杯

夜の屋台でお酒とおつまみを楽しむのも特別な思い出になりそうです。でも、メニューの値段だけは事前確認を忘れずに!

おやつ系の屋台はお手ごろ価格なメニューが多いので、「屋台」というと無条件で安いイメージがありますが、意外とそうでもないのが南大門市場などに夕方から登場するポジャンマチャです。おつまみの炒め物や海産物は1皿1万~1万5000ウォンと決して安くなく、普通の伝統酒場で軽く飲むのと大差ない金額になったりすることも。それでも黄色の電球の下、屋外で一杯やるのはなかなか気分いいものです。ポジャンマチャ利用の際は、注文時にに値段の確認だけはしておきましょう!

 

コーヒーの値段は? カフェでの予算はどれくらい?

韓国のカフェの値段は?

コーヒーとスイーツを注文すれば、1万ウォン~1万5000ウォン程度するのが一般的です

カフェ巡りも楽しい韓国。例えばスターバックスはアメリカーノのShortが4,100ウォン。広範囲に展開する有名カフェチェーンの多くも、通常のマグカップサイズで4,000ウォン~5,500ウォンが平均的です。その他の飲料は4,000~7,000ウォン程度です。中には、格安だけれど美味しいことで有名なペクタバンのように、アメリカーノ(アイスは2,000ウォン)が1,500ウォンで買えるような店もあります。ケーキなどのデザート類も4,000~7,000円ほど、パンケーキなどは一皿1万2000~1万5000ウォンほど、かき氷は8,000~1万5000ウォンほどを目安とできます。
 

伝統茶の場合も一般のカフェと大差なく、五味子茶や柚子茶などは5,000~8,000ウォン程度。特別なブレンドのお茶などは9,000ウォン以上するものもあります。茶菓子とセットの店もあれば、そうでない店もあり、茶菓子を単品で注文する場合は6,000~1万ウォン程度が目安となります。


韓国での食事代、いかがでしょうか? 韓国料理を除いては、日本と比べて韓国が特に安い、という印象はないのではないでしょうか。例えば、一番オーソドックスなキンパプは、10年ほど前は1本1,000ウォンでしたが、今や2,000ウォンするのが普通です。韓国も物価が上昇しながら、飲食店での料金も随分上昇しました。地域や店のスタイルにもより、飲食代は差がありますが、平均的な金額を知っておけば、利用するレストラン選びにも役立ちます。ぜひ旅の参考にお役立てください!

※2018年11月25日現在 1円=10.02ウォン
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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