合理的な2ゾーンレイアウトで納得の性能
温度帯により2ゾーンにすることで、断熱仕切りも少なくなる設計は、まさに合理的
冷蔵ゾーンと冷凍ゾーン上下2つに分け、温度帯により冷却器を2つにした「ツイン冷却」は、非常に合理的。省エネ効率はもちろん、冷蔵・野菜ソーンの高湿度にも効果があるなど、基本設計がしっかりしていると感じます。理論派には納得の性能でしょう。
清潔が維持しやすくメンテナンスが向上
冷蔵室全体にもピコイオンが放出され、庫内はいつもクリーンに。ガラス棚の採用もうれしいポイント
ピコイオンが冷蔵ゾーン全体に放出され、庫内クリーン機能がアップした他、ガラス棚を採用したり引き出しがほぼ全開するなど、お手入れしやすい仕様になっています。また、日々の使いやすさが向上したのも嬉しいポイントです。
理論に裏付けられた独自性で勝負
野菜室を真ん中にしているのは、現在東芝だけ。コレも独自性の現れ
冷却器が2つある「W-ツイン冷却」はじめ、冷凍室をまとめて下段に配置した「2ゾーンレイアウト」や「まんなか野菜室」など、随所にこだわりの姿勢がうかがえます。奇をてらった独自性ではなく、理にかなった独自性なのも東芝らしい真面目さが感じられ、好感が持てます。
操作パネルがやや目立つのが残念
ブラックステンレス以外は親しみやすいカラーバリエーション。操作パネルが名札の様に見えるのはガイドだけ?
大容量タイプに採用されている「ブラックステンレス」は、存在感のある色味で高級感があります。ただ、縦長の取っ手が扉面に出てくるので、操作パネルはもう少し目立たない方が、高級感が出たのではないかと感じました。野菜をイメージしたグリーンも欲しかったかも。
真ん中の野菜室にこだわるなら問題なし!
600L超えで30万円前後は、発売直後は相場の価格。真ん中が野菜室の大容量タイプは東芝しかないので、野菜室が一番の優先項目という人は最適でしょう。一番ではないという人も満足の、野菜重視のコンセプトに見合った完成度の高さはなかなか。奥さまの支持が高くなりそうです。
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東芝 冷蔵庫 VEGETAシリーズ GR-D