冷蔵庫・冷凍庫/冷蔵庫お試しレポート

東芝 冷蔵庫 VEGETAシリーズ GR-D(2ページ目)

野菜の保存を重視する人に最適な冷蔵庫。野菜室が真ん中にあることをはじめ、高湿保存ができたり生のまま野菜が冷凍できるモードを搭載するなど、野菜をもっと摂ろうというコンセプトに沿った開発が随所にされています。忙しくても野菜だけはできるだけしっかり摂りたい人におすすめ!

執筆者:戸井田 園子

野菜を生のままで冷凍できる新機能

手前にある、グリーンの「ゆっくり冷凍」スペースに野菜を置けば、野菜を生のまま冷凍できる

手前にある、グリーンの「ゆっくり冷凍」スペースに野菜を置けば、野菜を生のまま冷凍できる

野菜に力を入れているのが今年のポイント。特に、生のままで野菜が冷凍できる新機能は注目です。なぜ、生のままでも冷凍できるのか? それは、水分の多い野菜の細胞破壊を制御するため、ゆっくり凍結しているから。そのためには、冷気の温度を細かくコントロールする必要があります。以前から、冷却器を2つ搭載する独自の「W-ツイン冷却」を持つ東芝は、さらに高度な冷凍制御技術を搭載することで、ゆっくり冷凍を実現できたとのこと。今までにないこの冷凍方法、今後のトレンドになりそうです。

 

高湿保存+ピコイオンで、野菜の鮮度長持ち

野菜の鮮度維持に一役買う「ピコイオン」は、冷却器についている水分を利用する「ピコイオン発生ユニット」で生成されている

野菜の鮮度維持に一役買う「ピコイオン」は、冷却器についている水分を利用する「ピコイオン発生ユニット」で生成されている

野菜室のもうひとつの特長が、うるおい保存+ピコイオンの効果。独自の「ツイン冷却」により、野菜室は約95%の高湿度を実現。さらに、庫内にピコイオンを放出することで、付着菌や浮遊菌の除菌や、野菜を劣化させるエチレンガスを分解し、これらの相乗効果で、野菜の鮮度を維持するとのこと。「ピコイオンユニット」も進化し、昨年まで必要だった水の補給も、冷却器についている水分を利用することで、給水しなくてもOKに。加えて、放出量も3倍となり、野菜室だけでなく冷蔵ゾーンも除菌効果が広がりました。

 

2ゾーンレイアウトとツイン冷却で省エネ

ツイン冷却なら、各ゾーンに適した温度で冷やすので効率よく省エネ運転が可能

ツイン冷却なら、各ゾーンに適した温度で冷やすので効率よく省エネ運転が可能

現在、野菜室が真ん中にレイアウトされているのは東芝のみ。実は使い勝手からの理由だけでなく、ここに省エネのカギが隠されています。冷蔵室のすぐ下を野菜室にし、製氷室含め冷凍室を下に配置することで、温度帯が上下2つのゾーンにすっきりまとめられています。そして2つの冷却器をそれぞれの温度帯専用にすることで、効率よく最適な運転を実現。冷蔵室・野菜室は約マイナス5℃の冷気で冷やすため、冷やし過ぎることなく省エネ、かつ乾燥を防ぐこともできます。冷凍室は、マイナス40℃の冷気で冷凍スピードをアップしています。

 
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