注目される「ティーパーティー」の動き
今回の中間選挙で注目されているのは、ここ数年高まっている草の根運動「ティーパーティー」の動向です。ティーパーティーという名前の由来は、イギリスの植民地支配に反発して1773年にアメリカで起こったボストン茶会事件にあります。これは政府の一部政策に反対する運動として始まったものですが、特に3月に成立した医療保険制度への反対の声を強く表明しています。
ティーパーティーの影響力は大きく、ティーパーティーが支持する(主に共和党の)候補は、全米各地で選挙前の支持率で高い数字を出しています。すでに各地で行われている予備選挙でも、ティーパーティーの支持する候補が勝利したり、あるいは支持しない候補の勝利が奪われるなど、その影響力の高さを見せつけています。
どちらにしても、投票日まであと1週間程度と迫ってきた中間選挙。アメリカの話とは言え、かなり注目すべきニュースではないでしょうか。