島田佳奈の恋愛コラム/島田 佳奈の恋愛情報

恋人の「異性の友人」は、許せる? 許せない? 納得させるには

恋人と親しい異性の友人は、やはり気になるもの。「本当にただの友達?」疑うのも疑われるのもいい気はしません。互いの信頼を損なわず友人ともいい関係でいるためには、どうすればいいのでしょう? まずはモヤモヤした感情を整理しましょう。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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異性の友人に嫉妬してしまうのはなぜ?

恋人の「異性の友人」

「なんだか彼女のほうが恋人みたい……」勝手なイメージで嫉妬するのはエネルギーの無駄。友人に慕われる恋人に誇りを持って。

世の中男と女しかいないのですから、友人にも同性と異性がいるのは当然のこと。しかしながら、彼氏の女友達、あるいは彼女の男友達という存在だけは、なぜか異性というだけで気になってしまったり。
「彼(彼女)は、ただの友達だよ」
その言葉を信用していないわけではありません。むしろ疑うほうが恋人に失礼だと思うあまり、嫉妬心を心の奥に抱えたまま、悶々としてしまうことも。

以下に、主な嫉妬の原因と対処法を列挙してみました。あなたのケースと照らし合わせつつ、まずはモヤモヤした感情を整理しましょう。

■自分よりも付き合いが長い
幼なじみ、学生時代からの友人など、あなたと恋人が出会う以前から仲良しの場合。
ふたりの築き上げた歴史を、後から出会ったあなたが塗り替えることは不可能です。だけど見方を変えれば、あなたの知らない恋人のいいところも悪いところも知っている存在でもあるのです。ぜひ紹介してもらい、いろいろ教えてもらいましょう。兄妹のような存在の友人とあなたも仲良くなれば、万が一恋人と仲違いしたときに、相談相手になってくれるかも。

■自分よりも条件がいい
あくまで相対的な解釈ですが、あなたから見てその友人のほうが外見がよかったり、学歴や職業的なステータスが高かったりといった情報を恋人から聞いたために、コンプレックスを感じてしまった場合。
おそらくあなたは恋人の友人に限らず、嫉妬心を抱きやすいタイプではないでしょうか。だとしたら、意識を変えるべきはあなた自身です。嫉妬心との上手な付き合い方は後述。

■自分よりも頻繁に会っている
恋人と同じ勤務先、家が近所、同じ趣味仲間など身近な存在の場合。
デートの回数が少ないのに友人と過ごす時間が多いのは、ある程度はしかたがないことです。なぜなら恋人は、あなたと付き合う以前からの習慣を変えようと思っていないから。
「友人より自分とのデートを優先して」と望むのは言語道断。それより友人や仲間と過ごす時間にあなたも混ぜてもらえるよう、社交的な提案を。彼の意外な一面が見られるメリットも得られて一石二鳥です。

■過去に恋愛対象だった場合
元彼・元彼女で「今は親友」という関係は、恋人のあなたにとって、最も理解しがたいものではないでしょうか。
世の中には、別れた恋人と二度と会わない(会いたくない)人と、一度親しくなった人は、恋愛が終わり関係が変わってもずっと仲良しでいられる人がいます。こればかりは価値観の相違なので、理解はできずとも「この人はそういう考え方なんだ」と受け止めるしかありません。

ただし、この先ずっと不愉快な思いを溜めないためにも、許容範囲はきちんと主張したほうがいいでしょう。恋人が聞き入れないようであれば、あなたとの付き合いそのものを見直したほうがいいかも。今の恋人(あなた)と過去の恋愛関係の相手(友人)との優先順位が逆転するようでは、恋人の愛情も疑わしいものです。

友人との関係性にかかわらず、あなたに意識して欲しいのは、恋人に「選ばれた」事実をきちんと受け止めること。そして、あなたの愛情を受け留めてくれる恋人に感謝すること。どんな嫉妬も、結局はあなたと恋人との信頼が確立していないことに起因しているのです。異性の友人を気にする前に、まずは恋人と向き合って。
 

恋人を納得させるにはどうすればいい?

交友関係はオープンにしたほうが楽。紹介できないとしたら、付き合いそのものに問題があるのかも。

交友関係はオープンにしたほうが楽。紹介できないとしたら、付き合いそのものに問題があるのかも。

逆に、あなたと異性の友人との関係が恋人にとって無用な嫉妬心を煽ってしまうのも、面倒なことです。その場合、納得してもらうにはどうしたらいいのでしょうか。

■恋人に紹介し、互いの存在を公認させる
恋人の不安が増長し嫉妬に結びつく要因は、相手の実態がわからないから。ならば紹介してしまうのが最もシンプルで手っ取り早い方法です。友人のほうで恋人に会いたがらないということも考えられますが、ここはひとつ、あなたのために一肌脱いでもらいましょう。

恋人と将来結婚する可能性があるのならなおのこと。友人から応援・祝福される関係になるべく、コソコソしないでオープンに。

■できるだけ恋人優先を心がける
どんなに大事な親友でも、恋人にとって代わる存在ではありません。きちんと住み分けができなくては、恋人に疑われてもしかたがないというもの。無用なワガママまで聞き入れる必要はありませんが、基本スタンスは恋人を優先して。もちろん、友人が困っているときなど、いざというときは臨機応変に対応を。

関係を断てば解決するような第三者への嫉妬も、その矛先が友人となれば、一時しのぎの対応では済まされません。嫉妬してしまう側であれば、その感情をコントロールできるよう、必要に応じて恋人にも協力を仰ぎましょう。逆に恋人に嫉妬されているのであれば、速やかに対応を。

本来、恋人と友人は完全に別物のはず。それぞれの関係と誤解なく気持ちのいいお付き合いをするためにも、無用な嫉妬を生まない心くばりをしたいものです。

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