ボックスを使えばいいのヨ
ひとくちに掃除と言っても色々あります。なかでも、敬遠されるのが毎日の掃除機がけです。ところが、洗面や浴室の水廻りや、台所のレンジ廻りのように、水や油による汚れに比べれば、埃などの乾いた汚れは除去しやすいはず。それなのに掃除が面倒だと感じてしまうのは、床の上にモノが散らばっているからなのです。でも、どの家庭もリビングは散らかりやすく、いちいち戸棚や引き出しにしまうのも手間がかかります。そこで、戸井田さんがテーブルの下から取り出したのは、様々なボックス。家族が一緒に過ごす場所では、身近に置いておきたいひざ掛けや雑誌などがあります。そうした必需品こそ、ボックスを使って片づけるのがベストなのだそうです。
そのボックス選びのポイントは、「カッチリした物だとズっとそこに置きたくなるので、不要な時にたためる簡易な物に」。そして 普段はテーブルの下にあるボックスですが、「床掃除のときには、テーブルの上にボックスごとポンポン載せていくだけ」。実際に片づける様子を見ていると、確かにラクラクです。
さらに収納できるボックス型のスツールがあれば、そこに日用品が収まるうえに、来客のときには椅子として使えます。また、リビングの一角が戸井田さんの仕事スペースになっているため、次々と増える掲載誌が悩ましいのですが、それもさり気なくスツールにIN。1年ごとに切り抜いて整理をして、溜めこまないようにしているそうです。取材や執筆などで多忙な戸井田さんならではの、無理をしない片づけ方がリビングでのくつろぎムードを高めています。