LEXUS(レクサス)/LEXUSの車種情報・試乗レビュー

プリウスオーナーの夢を叶えるレクサスCT200h(2ページ目)

ジュネーブモーターショーで発表されたプリウスの高級バージョンである『レクサスCT200h』のプロトタイプに試乗できたので紹介しよう。御存知の通り、今のところハイブリッド車はプリウスの一人勝ち状態が続いている。なぜだろうか? 軽自動車まで含め、最も燃費良いからに他ならない。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

プリウス×輸入車的なクルマ

レクサスCT200h

運転中の優れた操作性いと視認性を実現したコックピット、気分に合わせて「SPORT」「ECO」などのモードを選ぶことができる


この弱点、トヨタとしても十分認識していた。そこでCT200hの開発に当たり「燃費はプリウスと同等。乗り心地や質感でアウディやBMWを目指す」という目標を立てたらしい。当初、プリウスの足回りを改良するということも考えたと思うが、最終的にほぼ全面的な見直しを行っている。

なんとサスペンションはHS250hに限りなく近い。乗り心地の質感に決定的な影響を与えるショックアブソーバーも、プリウスが採用しているKYBからショーワに変更。合わせてボディ補強など行い、徹底的に見直されている。果たして試乗して違いは解るだろうか?

レクサスCT200h

低重心パッケージを採用。運転席のヒップポイントも低く設定するなど、随所にスポーティな味付けが施されている


結論から書くと「全く別のクルマみたい」でありました。大げさな表現ながら、プリウスオーナーにとっての見果てぬ夢は「良好な燃費をキープしたまま欧州車の上質な乗り心地を実現すること」。CT200hはそいつを具現化している。プリウスと全く別のクルマに仕上がっているのだから驚く。

ボディスタイルについちゃ見慣れるまで時間掛かかもしれないけれど、プリウスだって初めて見た時は「カッコ悪いね!」。気になる価格だが、同じ装備内容ならプリウスの40万円高くらいか? 輸入車からハイブリッドに乗り換えを考えているならCT200hしかありません。
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