MITSUBISHI(三菱自動車)/三菱

クリーンディーゼル搭載パジェロの実力は?

今秋、パジェロがポスト新長期規制に対応したディーゼルエンジン搭載車をリリース。いわゆるクリーンディーゼルエンジンの搭載により、日本車ではエクストレイルに続く対応モデルだ。走り味を含めてその魅力をお届けしよう。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

待望のクリーンディーゼル搭載車登場

外観

クリーンディーゼルもロングボディとショートボディを用意する。外装はリヤアンダーカバーの装着のみで変更点は少ない
 

3.2Lのコモンレール式ディーゼルエンジンを搭載したディーゼル仕様は、ロング、ショートボディの両方に設定。トランスミッションは5速ATで、駆動方式はもちろん4WDのみ。価格帯は360万2000円~476万7000円。もちろんエコカー減税対象モデルで、免税となる。ボディサイズはロングボディが全長4900×全幅1875×全高1870mm、ショートボディが全長4385×全幅1875×全高1850mm。

現行パジェロにディーゼル仕様が復活したのは2008年10月。しかし、ほぼ同時期に世界初のクリーンディーゼル搭載車として登場したエクストレイル20GTに対し、パジェロ・ディーゼルは新長期規制にとどまり、現在のポスト新長期には対応していなかった。そして、約2年後の2010年9月にポスト新長期規制、いわゆるクリーンディーゼルとしたのが、今回登場したディーゼルエンジン仕様だ。

ガソリンとディーゼルエンジンの違い

エンジン

ディーゼルエンジンは3.2Lのみの設定。190ps/45.0kg-mと分厚いトルクが目を引く。NOx削減がクリーンディーゼル対応のカギを握っていた
 

試乗の前にスペックを確認しておくと、3.2Lのディーゼルは190ps/45.0kg-mで3.8Lガソリンの252ps/34.5kg-mと比べると最高出力で見劣りするものの、最大トルクはディーゼルが大きく上回る。しかもディーゼルは、2000回転で最大トルクを発揮するが、ガソリンは少し高い2750回転。最高出力もディーゼルが3500回転と低めなのに対し、3.8Lのガソリンは6000回転と高い。なお、3.0Lのガソリンは178ps/26.6kg-mとパワーだけ見るとディーゼルに近いのが分かる。

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