ザ・キャピトルホテル 東急、10月22日(金)オープン!
東京ではひさびさ登場! 大型国内資本のホテル
2006年11月に閉館した東京・永田町のキャピトル東急ホテル。ドミンゴ、カレーラス、パヴァロッティの三大テノールや、東京ヒルトンホテル時代、国賓待遇のビートルズを迎えたこのホテルが、2010年10月22日(金)に高層複合ビル内で、新たなスタートを切ることとなりました。東京では久しぶりの登場となる、大型国内資本のホテル。自らを六本木のザ・リッツカールトン東京、グランド ハイアット 東京と肩を並べるラグジュアリーホテルと位置づける『ザ・キャピトルホテル 東急』の全貌を、速報でお伝えしましょう。緑が流れ込むホテル
ホテルの建つ場所は、江戸城の鎮守・日枝神社の隣に位置する緑豊かな高台。国会議事堂や議員会館、官庁街が目と鼻の先というロケーションですが、かつては星が美しく見える『星ヶ岡』と呼ばれた景勝地でした。明治維新後、この地に華族の社交場『星岡茶寮』が開業。その後、北大路魯山人による美食倶楽部や高級中華料理店へと移り変わり、1963年には日本初の外資系ホテル・東京ヒルトンホテルとしてオープン。ヒルトンとの20年の契約が終了した1984年にキャピトル東急ホテルの営業がスタートしました。今回、新たなスタートを切るザ・キャピトルホテル 東急は、地上29階、地下4階建てのビル『東急キャピトルタワー』の4割を占めます。ビル全体の建築を担当した隈研吾さんが「建物をデザインするのではなく、外と内の関係をどうデザインするか。壁で隔てるのではなく、やわらかなスクリーンで仕切り、庭や神社の社と建物が一体化することを目指している」と述べているとおり、日枝神社の豊かな緑が途絶えることなく、そのまま敷地の中の流れ込んでいる……そんな雰囲気を持ったホテルとなっています。
また政財界やエンターテインメント界のVIPたちを数多くもてなしてきたこれまでの歴史を受け継ぎ、プライバシーへの配慮が万全なのもザ・キャピトルホテル 東急の特徴の一つ。フロントより先は宿泊者のみのスペースになっていることはもちろん、エントランスから誰にも会わずにレストランや客室へ入れる導線も、完璧に張り巡らされているのです。
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