少人数授業により質と量の充実を図る
卒業生の8割以上が国公立大学に進学し、その半数近くが東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学へと進学している同校。目標を高く持ち、大学入学後もモチベーションを保ちながら大学院や社会で活躍できる人材を育てるため、さまざまなキャリア教育に取り組んでいる。まず1年生では、全員を対象に“興味・関心のある職業”についてのアンケートを取り、その結果に基づいて人気の高い職業分野で活躍中の卒業生を招いて講義を行ってもらう「職業ガイダンス」を実施。さらに、2年生では京都大学、大阪大学から本校OBの先生方や大学院生、大学生を招いて、各学部や学科を紹介してもらう「大学セミナー(学部・学科ガイダンス)」を開講。
その他にも、京都大学の1日研究室訪問および集中セミナーや、同大学の各研究科HP・本校OBの先生方の研究室HPへアクセスできるリンクの開設など、大学との連携プログラムも充実させている。
2学期制65分授業の導入や、少人数制の授業により、授業の質と量の充実を図っている同校。土曜日の有効活用を目的とした「土曜講座」や夜間自習室の開放など、生徒の意欲に応えるさまざまな取り組みが展開されている。
北野高校の大学進学実績
2009年度の主な実績としては、国公立大では東大3名、京大57名、大阪大54名、神戸大25名など。私立では、早稲田16名、慶應13名、同志社92名、立命館79名、関西学院65名、関西62名などとなっている。北野高校の入試
入試は3月16日(2010年度)。入試科目は国・数・英(リスニング含む)・理・社。国・数・英は各50分、理・社は各40分。合否は、学力検査と内申点の合計点で決定し、学力検査:内申点=6:4。ともに85%以上は欲しいところだ。今年は募集定員320名に対し、男子223名、女子185名が応募、競争率は1.28倍だった。
主な併願先は、男子は、関西大倉、清風、明星、女子は、関西大倉、四天王寺などとなっている。