長く使える「マイ箸」を選ぼう
外出の時に持ち歩く自分用の箸「マイ箸」。長く、楽しく使い続けるコツは、持ち運びに便利で、愛着がわく素材やデザイン、ストーリーが感じられる箸を選ぶこと。今回はこの条件を満たす箸を3つ、紹介します。
環境への想いが込められた「イーズの森のお守り(マイ箸)」
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イーズの森のお守り(マイ箸)2600円(c)gram design |
最初に紹介するのは、「イーズの森のお守り(マイ箸)」というハチドリのマークの入った携帯箸。これは1958年創業の日本が誇るアウトドアメーカー、スノーピーク、環境ジャーナリストの枝廣淳子さんが代表を勤める環境関連の企業イーズ、フェアトレード企業のスローウォーターカフェのコラボレーションから生まれた携帯箸です。
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この写真のように箸の持ち手部分の中から先端部を取り出して、くるくる回して装着します。(c)gram design |
アウトドアでの使いやすさを徹底的に追及したこの携帯箸の良さは、コンパクトにまとまる点。11.8cmの中空ステンレスグリップの中に木製の先端部を入れ、首ひものついたケースに入れられます。箸の重さも28gと比較的軽め。
環境への配慮も抜群で、木の部分の材料はバットを作る際にできる端材や折れたバットの木を再利用して作られています。ガイドも持っていますが、アウトドアはもちろん、毎日の生活でも便利に使える点が気に入っています。
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箸にはBe a Change Agent!(変化の担い手になろう!)という言葉が入っています。(c)gram design |
コラボ商品であるこの「森のお守り」ならではの特長が、箸袋についたハチドリのマーク。これは南米エクアドルの先住民族に伝わるハチドリの話の主人公のハチドリです。
このハチドリは、森が火事になった時に他の森の仲間は逃げて行く中、くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んで火の上に落とし、動物にバカにされていました。それに対して「私は、私にできることをしているだけ」と返答。
この話は書籍にもなり、多くの人に伝えられ、ハチドリのように環境問題に対して「できること」から取り組んでいこうというハチドリの輪が広がりました。この箸を持つ度に、できることからやろうという気持ちを再確認できそうです。
デザイン性の高さとエコを両立させている「MOTTAINAI箸」
MOTTAINAI 箸は、デザイン性が高く、素材のエコへの気遣いも感じられ、価格もリーズナブルなバランスのとれた商品です。
これは、2004年に環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんが提唱する、地球環境に負担をかけないライフスタイルを広め、持続可能な循環型社会を作ることを目指す世界的な環境キャンペーン「
MOTTAINAI」のオリジナル商品の1つです。売上げの一部が、ワンガリ・マータイさんの
グリーンベルト運動に寄付されます。
この箸は成長が早く、環境への負担が少ないといわれている竹を素材として使用。形は少し細身で手に馴染みやすくなっています。色は青、クリア、金、銀、黒、白、赤、茶、紫、ピンク、黄色、緑、オレンジの13色展開です。
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MOTTAINAI箸包み 892円 |
別売りで専用の箸包みがあり、こちらは青、緑、オレンジ、ダークブルーの4色展開なので、箸との組み合わせのバリエーションは52通りになります。これだけ豊富なバリエーションから選べるなら他の人と一緒になる心配もないし、自分だけの色使いを楽しめます。なお、箸包みと一緒に購入しても値段は1259円(税込)。比較的リーズナブルなのも魅力です。
家具の端材を使った無印良品の携帯箸
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すり漆・組立て携帯箸・柿 組立時約23cm・携帯時約12.5cm 2199円 |
天然の素材を使用した
無印良品の携帯箸もおすすめです。家具を使う木材の端材を材料として使っているのがエコな点。シンプルさと使い勝手の良さを追求する無印良品らしく、箸先は四角に仕上げてあり、物をつかみやすいように工夫してあります。
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組立て携帯箸用箸箱・クスノキ・茶色 箸長さ13cm迄対応 499円 |
この携帯箸とセットで持ちたいのが、別売りの携帯用の箸箱。木製で、小ぶりのペンケースのような形です。分解して短くしたお箸をぴったり収納できます。この外見なら、お弁当に外食時に、マイ箸持参をかっこいいこととしてアピールできますね。
今回紹介したような外見もエコ度も抜群のマイ箸を持ち歩き、楽しく毎日のエコ活動を実践していきましょう。