台湾ではまず茶藝館めぐり。お茶を楽しむ喫茶店のようなところです。台湾の人は親交を深めるのもお酒よりお茶の席が多いそう。数軒回ったのですが、どこも昔の品の良い中国家具を配した、落ち着いたインテリア。外の喧騒をすっかり遮断して、ゆったりした空気が流れていました。入れ方がわからなくても、お店の方が親切に教えてくれます。要は作法よりもおもてなしの気持ちが大切のよう。どこの茶藝館もお店の方の対応がとても気持ち良くて、心休まる思い。こうやってゆっくり体内を洗い流す場所があるから、たらふく食べても平気なのね!と納得。(食べ過ぎの言い訳っぽい?!)
そして、なおさら自分もそんなおもてなしをしてみたくなり、それにはやっぱり道具が欲しくなってしまった。(茶藝館で道具を販売してるところも多いです。)中国茶器って、茶壺(いわゆる急須)はもちろん、急須とカップ両方の役割を果たす蓋碗やお茶の濃さを均一にするためのピッチャーである茶海、飲杯には香りだけを楽しむ聞香杯などがあったり、細かな道具がいろいろで色も柄も種類がたくさん。心揺さぶられるんですよね。いろんな茶器を見てみたい、と思った次の日は台湾最大という陶器の町・鶯歌(インゴー)へ探索に。”最大”というほど大げさな規模ではなかったけれど、台北市内より手頃な値段でたくさんの茶器が売られています。貰ったら困るようなどぎついデザインのものもあるのですが、よーく探すとなかなか味わいある、シンプルな茶器も見つかるはず。高級なものは店頭にはあまり並ばず、言うと奥から出てきたりするとか。
でも自分にはそんなすごいものは必要ないので、ちょこちょこと並ぶお店を行ったり来たりして、吟味しながらお気に入りのものを見つけてきました。後でお茶屋さんで聞いたところ、日本の急須で入れてもぜんぜん構わない、と言われてしまいましたが、やっぱり中国の茶器で入れるのが気分♪見た目がおいしいとおいしいものが一層おいしく感じますもの。ここしばらくは、おままごとのように並べてはニコニコしてしまう日々なのです。
参考HP
中国茶器の使い方 http://www.asahi-net.or.jp/~RU4K-HRT/tea/ejct/ejct-4.html
中国茶&茶器オンラインショップ http://www.wizard-jp.com/online/
台湾 茶藝館 http://www.tea-jp.com/tea/chageikan/tyageikan.html







