雑貨/ハンドクラフト・工芸

隠れ家風・手作りバッグの店

六本木に近いわりに、程よく庶民的な空気が残っていて居心地良い町、麻布十番。にぎやかな商店街を外れて、住宅街をずんずん進んだところに、ひっそりと手作りバッグのお店がありました。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド

南北線や大江戸線が出来てから、行きやすくなった麻布十番。一頃にはずいぶん 騒がれていたけれど、もう落ち着いてきたのかな。パンにお菓子に野菜にやきとり・・・ 六本木からちょっと離れただけなのに、普通の商店街があって、住宅街があって。 おうちに帰って来たような気分。 豆菓子で有名な「豆源」で、ほかほか炒りたての出世豆(黒砂糖ピーナッツ)をぽりぽり 食べながら、町の外れまでお散歩してみました。

商店街の外れから、普通の住宅街に入っていくと、ぽつんぽつんと シンプルな骨董屋があったり、小さなテイクアウトのカレー屋があったり、 モザイクがかわいい幼稚園があったり。 そんな道沿いに小さな看板を見つけました。お店の名前は 「sucre(シュクレ)」。 アパートのような建物の2階。見上げると、ピカピカと窓が光っている。 なんだろう?、とちょっと緊張しながらも、カンカンと音のなる階段を上ってみました。


アメリがお出迎え


ドアを開けると、スリッパがある??なんだか外から見る建物の雰囲気と違う。 シンプルな真っ白い店内。 そしてお店の人がニコニコ現れる。 「ここ靴脱ぐんですよ~」。中には色とりどりのバッグが並んでいて、 やはりお店なんだけれど、 靴を脱いだ変な開放感で、人のうちに上がりこんでしまったような感じ。


白い店内にバッグがいろいろ。


バッグはここのオーナー杉浦さんの手作りで、全て一点もの。どれもカラフルなんだけれど、 トーンが落ち着いているので、どこか大人っぽい。そしてところどころに繊細な 刺繍が施されています。ビーズやスパンコールが散りばめられたものもあり、 フランスのアンティークなどを使用しているので、なかなか手に入らないものもあるとか。 もともとオーダーでドレスを製作していたそうで、丁寧にしっかりと作られています。


和風と洋風を取り混ぜたようなデザイン


ほんわかとした杉浦さんの人柄に吸い込まれてしまい、気付いたらずいぶん 話し込んでしまいました。



全て手作りのオリジナルです。


sucre(シュクレ)
※白金台に移転。6月1日オープン予定。
東京都港区元麻布2-12-34 大野ビル2F
TEL&FAX 03-5411-0860
http://www.sucreweb.com
営業時間 木~日の13:00~20:00




バッグデザイナー杉浦さんにインタビュー。布の買い付けや海外でのハプニングなど。バッグの写真もまだあります。

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