カカオ模様が楽しい手ぬぐい
ゆるいタッチの線が、カカオのとぼけた風情をよく表しています。 ほんのり中が透けて見えるパッケージデザインも気が利いてます。 |
カカオモチーフの雑貨をもう1つ。洗練されたテキスタイルデザインが目を引きますが、 こちらは手ぬぐいです。2008年よりスタートした「手ぬぐいのこれからを楽しむ」 活動、「てぬコレ」の2010年冬春版としてお目見えしました。 カカオの実はひとつひとつ筆で描かれているそうで、 様々な表情のカカオがランダムに散りばめられている様子に、 なんとも味があります。注染という昔ながらの技法で、職人さんの手によって丁寧に染め上げられています。 (布に染み込ませて染める為、裏表が全く同じに染まることが特徴)。 米谷ひろし、君塚賢、増子由美の3人により結成されたデザインユニット、 トネリコのデザインによるもの。 建築、インテリア、プロダクトなど活躍は多岐に渡り、世界からも注目され、 多くの賞も受賞しているユニットです。 ちなみに米谷氏、君塚氏の男子2名はチョコレートが大好きだとか。
モダンな印象なので、どんなインテリアにも馴染みやすい。
CACAO(カカオ) \1980 税込
手ぬぐいは元々江戸時代からの日用品。吸水性がよくパッと乾きやすい、 使い込むほどに風合いが増し手に馴染む、 ハンカチより大きくタオルより薄いので持ち歩きやすく便利、などなど 合理的でありながら、色柄などにこだわってお洒落としても楽しめる、 使い方無限大な道具です。 手ぬぐいとしての本来の用途の他、壁に飾ったりランチョンマットにしたり、 スカーフなどファッションに取り入れても良さそうなデザインです。
TONERICO:INC.(トネリコ)
http://www.tonerico-inc.com/
てぬコレ TENUKORE
http://www.tenukore.com/
チョコレートそっくり??のミニタオル
思わずパクッとかじりたくなるタオル! |
チョコレートそのものを愛している方には、こんなタオルもユーモラスで嬉しいのでは。 ミルク、ビター、ホワイト、ストロベリー、抹茶をそれぞれイメージした、 ハンカチサイズの5色のミニタオル『chocotowel(チョコタオル)』(各\525 税込)。 値段も手頃なので、ちょっとしたプレゼントに最適です。板チョコレートの凹凸が、そのままタオル地の表面にデザインされており、 コットン100%の優しい風合いです。タオルの本場、 愛媛県今治産。 パッケージもチョコレートをイメージし、下に敷いた台紙は銀色で、 半分チョコレートが覗くような紙包み風。 甘いものを我慢しているダイエット中の友達へのプレゼントにもいいかもしれません (でも余計に食べたくなるかもしれません)。
テキスタイルデザイナー、鈴木マサル氏がデザインするファブリックブランド、 OTTAIPNU(オッタイピイヌ)より登場。 家庭雑貨としてのタオルではなく、ファブリックの延長としてのタオルをコンセプトに、 ユニークで楽しい遊び心を持った様々な商品を展開中です。 ちなみに鈴木さん自身もやっぱりチョコレート好きらしい。
小ぶりなのでショコラショーのコースター代わりにも。
Gパンのポケットにぴったり。お茶目な遊び心です。
問い合わせ先:吉井タオル株式会社
http://www.yoshiitowel.co.jp/
販売はこちらで:KONCENT
http://www.koncent.jp/?pid=10190754
温かなチョコレートを飲みながら聞きたい音楽
宮廷の朝は一杯のチョコレートで始まる・・・ |
最後にご紹介するのは、一枚のCD。以前記事でもご紹介した フランス、α社から出ているレーベルです。 クラシックな絵画や彫刻をモチーフに使い、 ジャケットの装丁が美しいことで知られるα社ですが、 そんな中にチョコレートのモチーフを発見してしまいました! ジャケットには、チョコレートドリンクの乗ったお盆を運ぶシーンがクローズアップされています。 これは18世紀の画家、ジャン・エチエンヌ・リオタールの「チョコレートを運ぶ女」。 当時はまだ板チョコが発明されておらず、チョコレートといえば飲むものでした。 高価だったので、貴族や王様だけが楽しむ大変貴重なものだったのです。 この絵は現在ドイツのドレスデンにあるツヴィンガー宮殿内の美術館が所蔵。 ドレスデンといえば、マイセン磁器のお膝元。 というわけで、絵に使われているカップもマイセンのものらしい。 なんとも優雅なシーンです。
ジャケットを開くと絵の全体像がデザインされています。
J.S.バッハ:さまざまな楽器による協奏曲集I(\2,940 税込)
そしてこのCDは、同じくドイツのライプツィヒに生まれ18世紀に活躍した、ヨハン・セバスチャン ・バッハの作品が収録されています。 バッハはチョコレートよりもコーヒー好きだったようで、 ライプツィヒはコーヒー取引の中心地でした。 街にはコーヒーを楽しめるカフェ「コーヒーハウス」がたくさんでき、 バッハもそこで多くのライブ演奏を行ったそうです。 バッハの生演奏とは!今にして考えれば贅沢ですね。 コーヒーもチョコレートも大航海時代にもたらされ、当時としては最新流行のもの。 バッハの生きた時代の暮らしをあれこれ想像しながら、 温かなチョコレートドリンクと一緒に聴いてみてはいかがでしょうか? バッハの音楽は有名でもあることから、 どこかで聴いたことのある親しみやすいものが多く、 冬の日を和やかに過すBGMにもおすすめです。 オーボエ、ヴァイオリン、チェンバロなどの協奏曲を古楽器で演奏し、 フランス・パリの礼拝堂で録音されたものです。 古きよき時代を偲ばせる音色です。
問い合わせ先:
株式会社マーキュリー
販売はタワーレコード、 銀座山野楽器、 HMVなど。
● 雑貨みたいな美味しいチョコレートもご覧下さい
●さらにこちらはかなり個人的チョコレートコレクション 。ややマニアックですが、ご興味のある方はご覧下さい。