最初にモデルルームありき、では
失敗の可能性も

モデルルームのリビングルーム
きれいに作りこまれたモデルルーム。最初にココからスタートする人が多いが、それはちょっと考えものかもしれない
住まい探しで最も華やかな部分はモデルルーム見学。キレイにレイアウトされた部屋に入ると、ここが憧れの部屋のように思えてどきどき、わくわくするものです。しかし、反面、ここで気分が高揚、悪く言えば舞い上がってしまって大失敗という声も良く聞きます。

ドアノブ
ドアノブが素敵だったから買ってしまったという人に会ったことがある。今は?と聞くと、反省点が多く、後悔もある、と
モデルルームに一目惚れして決めたものの、予想していたより狭かった、予算的につい無理をしてしまった、思っていたより不便な場所だった……。様々な反省点のうち、後から自分ではいかんともしがたいのが立地や周囲の環境といった街の部分。後日、スーパーができるなど利便性は変わる可能性もあるものの、駅や学校からの距離などは絶対に変わりません。その危険性を考えると、最初に街を見るべきですし、普通に散歩をしてみて気持ちがいい街を自然体で選ぶほうが成功の確率は高いと思います。

焦るな、団塊ジュニア。
モデルルーム見学は自然体で

子どもを連れたお母さん
子どもが小学校に入る前に住宅を購入したい、そう思っても焦りは禁物
特にご注意いただきたいのは1970年台生まれ、現在30代のいわゆる団塊ジュニア世代で、これから初めて住宅を購入をしようという方々です。この世代は受験戦争、就職氷河期そしてバブル後の不景気と常に厳しい環境に置かれてきました。ところが、昨年、一昨年とやや景気が好転、ボーナスが増えたという方も多かったのではないかと思います。

しかし、収入増と同時に物件価格が上昇、「今買わなければチャンスを逃すのでは」と不安を感じた人もこれまた多かったのでは。2007年後半から2008年年明けは建築基準法改正の影響で物件供給が少なかったため、実際の行動には移せなかったものの、新築物件が多く登場し始めた春以降、期待と焦りがない交ぜな気持ちになっているとしたらご用心。今後まだまだ上がりすぎた価格の調整もあるでしょうし、申請を控えていた物件も続々供給されます。ここはひとつ、焦らずのんびり、散歩のついでが正解です。

次ページではモデルルームを見かけた時にやることをチェック!