ひと夏のエアコン生活で冷え体質に?
夏の間に肩こりや頭痛が起こりやすくなったという人も
しかし、夏の間に肩こりや頭痛などの不調をかかえてしまった人も多いよう。こうした不調は、毎日をエアコンの中で過ごしてしまった人に多いようです。オフィスの室温が低くて寒いと感じても、仕方のないことだと諦めて重ね着したり、こっそり温度設定を上げてみたりと、できる範囲での冷え対策はしているかもしれません。
ですが、それでも体にとって適温にならず、外気温との差に体温調整機能が乱されてしまうと、体の深部までも冷えてしまう、肩こりをはじめとするさまざまな不調が出る恐れがあります。
「深部の冷えからくる体調不良」をセルフチェック!
体の深部が冷えると胃腸が不調になることがあります
体の深部が冷えてくると、いつも体に力が入ったような緊張状態に陥りやすく、無意識に肩をすくめてしまったり、猫背気味な姿勢になって首や背中への負担が増すこともあります。
下記のような症状がある場合は、冷えによる肩こりや頭痛になる可能性があります。体の深部の冷えも心配です。
□ 手、腕、肩、首周辺に触れてみると、冷んやりしている
□ 手、腕のだるさやしびれを感じる時がある
□ 周囲の人たちよりも、寒さに敏感な気がする
□ 胃腸の不調を感じやすい
□ お尻、お腹、腰に触れると、冷んやりしている
□ 肩こりや背中の張りが慢性的に続いている
□ 風邪をひきやすい
□ 疲労感が続いたり、なんとなく体調の悪いことが多い
上記の項目に当てはまるものがあった人は、さっそく体を温めてみましょう。
ドライヤーとタオルでできる手軽な温め法
首元や肩付近が、部分的に冷えている気がするときや、肩こりを緩和させ、リラックスしたいときにオススメの方法です。お湯でタオルを濡らし、しっかりと絞ります
コリや冷えたと思う部位にタオルを当てます
ドライヤーでタオルを温めます
ホットパックを使ってみる
肩こりや腕の疲労感が強い人は、上記のようにドライヤーをじっと持つだけでも、つらく感じることがあります。そのような場合は、市販の電子レンジでチンするタイプのホットパックで、手放しで患部を温めてみましょう。お腹や腰に当てたり、乗せたまま横になって体の力を抜くようにすると、体の深部の冷え予防にも役立ちます。
イギリス製の「ナチュラルウィートバッグ/アロマネックピロー ビンテージチェック」は、フリース生地に麦とラベンダーが詰めてあり、レンジで2~3分チンして使えます。香りでリラックス効果も!
オフィスで仕事しながら温め続けたい
めぐりズム 蒸気の温熱シート 下着の内側面に貼るタイプ (オープン価格)
エアコンの強いオフィスで体を温めたい人や、自宅でも別の作業をしながら温めたい人には、ドラッグストアで購入できる花王株式会社の製品「めぐりズム 蒸気の温熱シート」があります。
肩が凝っているときは、凝りを感じる部分をとにかく温めようとしてしまいがちですが、身体の深部から冷えを解消するためには、腹部を同時に温めるのが効果的。
蒸気の温熱シートには、肩や腰などに直接貼れる「肌に直接貼るタイプ」と「下着の内側面に貼るタイプ」があります。
下着の内側に貼るタイプ(写真)は、下腹部が温められるようショーツの内側に貼って使用します。衣服を濡らすことのないポカポカ蒸気が、40℃の温かさで5~8時間持続します。お腹が不調の時や芯から冷えている可能性のある人は、お腹と腰をはさむように貼って、同時に温めると楽に感じるかもしれませんね。