小さな4階だてのビルの各フロアがまるごと変化に富んだカフェに変身。こちらは3階のゴシック・ラウンジ。

ゴシック・ラウンジから和室まで、部屋ごとの趣を楽しむ

astral lamp(渋谷)やArmwood Cottage(新宿)など幾つもの人気カフェを生み出してきたattic planning。2010年9月19日にオープンした新しいカフェは「ark(アーク)」と名づけられました。

場所は同じくattic planningが手がける人気店、ANALOG(アナログ)のすぐ近く。ANALOGはいかにも増改築を重ねた古いビルらしい複雑な構造を巧みに活かし、魅力的な空間をつくりあげていましたが、今回のarkもまた面白い趣向で楽しませてくれます。

もとは老夫婦が住んでいたという4階建ての小さな居住用ビルを、1階から4階までまるごとカフェラウンジに。壁や天井が斜めになったりしている妙な建物をスタッフ総出で改装し、各階ごとにテーマの異なる個性的な空間に仕上げました。

こちらは2階の壁にあしらわれた古道具たち。2階のテーマは「工業デザイン」。

「アーク」=へんてこな家、箱舟

「いろいろな要素の詰まったカオスのような空間なので、へんてこな家、箱舟を意味するark(アーク)と名づけました」
そう話してくれたのはオーナーの五味美貴子さん。各階を案内していただくとまさに店名通りの空間が次々に現れて、ちょっとわくわくしてしまいました。

1階は少し懐かしさを感じるウッドベースの空間。階段をのぼった2階は「工業デザイン」をテーマに設定し、一時代前に使われていたエイジングの利いた道具たちを集めて。

ゆったりソファの並ぶ3階は、微量の妖艶で怪しげなテイストを加えた「ゴシック」。4階はさらにユニークで、3つの部屋に分かれており、和室、ポップアートの部屋、南仏の部屋と、色彩も素材感も全く異なる3つの世界が並んでいます。
あちこちで古い鍵のモチーフをみつけました。3階の窓辺の風景。
「お客さまの人数やその日の気分に応じて、それぞれのフロア、それぞれの席をご自由に選んでいただけたらと思います」

嬉しいことに、席を指定しての予約や、フロアごとの貸し切りパーティーも可能だそうです。次ページで各階の魅力をご紹介しましょう。