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プロ直伝のレッスンで、鈴鹿を走ろう!(2ページ目)

鈴鹿サーキット主催のレッスン形式の走行イベント「鈴鹿ドライビングレッスン」が今年から再開しました。今回はそのレッスンの密着レポートをお届けし、イベントの魅力に迫ります。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

まずは朝の座学からスタート!

SDLはまず講師陣によるワンポイントレッスンからスタートします。レースでの失敗エピソードも交えながら、福山英朗さんがユーモアやジョークたっぷりに、鈴鹿サーキットのコースの特徴をレッスン受講者に対してアドバイスしてくれます。

コース図を使った座学

福山さんがレッスン時にいつも受講生に意識させるのが、ドライビングポジションの大切さです。ステアリングの握り方、ポジションの取り方など、とっさの操作が公道以上に必要とされるサーキット走行での最適なポジションの話は目から鱗です。

実はこういったドライビングポジションの重要性は長年のレース経験で培われたものであり、グループAレース(全日本ツーリングカー選手権)で福山さんがペアを組んだ長谷見昌広さんから教わったものだとか。なるほど、昔のレース雑誌で長谷見さんの写真を見てみると、福山さんが語る通りでした。サーキット走行に慣れた方も一度、福山さんの話を聞いて自分のドライビングポジションについて考えてみてはいかがでしょうか?

コーナー別の細かいレッスン!

マーシャルカー先導でいよいよコースイン!

座学が終了すると、いよいよコースインです。まず午前中は2時間の走行枠が設けられますが、いきなりフリー走行というわけではありません。この2時間を使って、鈴鹿サーキットの重要なコーナーをピンポイントで走り、講師陣が一人ひとりにアドバイスをするという形式のレッスンが行われます。

スラローム走行の練習

S字コーナーで福山氏が走りをチェック!無線ですぐさまアドバイスする。
この日はS字コーナー、デグナーカーブ、スプーンカーブ、シケインの集中レッスンが行われ、これに加えて、ホームストレートでのスラロームレッスンが行われました。

SDLはリピーターも多いイベントで、集中レッスンを行うコーナーは毎回変えているそうです。こういったコーナー別のレッスンはやみくもに走るよりも深く学べますし、何より初心者にとってはコース慣熟に最適なカリキュラムだと思います。
SUPER GTなどでマーシャルカードライバーを務める水谷竜也氏からワンポイントアドバイス。

次のページでは午後からのスケジュールをご紹介します。

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