2012年まで無理だと言われていたが……

パジェロ
特殊な技術を使わずに、世界で最も厳しいと称される『ポスト新長期規制』をクリアした、パジェロ・ディーゼル。三菱の技術力を感じさせる

現在、日本で施行されているディーゼル乗用車の排気ガス規制は非常に厳しい。トヨタですらハイエースのマイナーチェンジにあたり、バン仕様(商用車登録)しか規制をクリア出来なかったほど。ホンダなど「2008年にディーゼルを発売する」と宣言しておきながら、開発を中止してしまった。

スバルやマツダもディーゼルを開発中ながら、早くて2012年になるという。また、ベンツは規制値をクリアしてきたものの、排気ガスの浄化に大型トラックと同じく『尿素水』を使わなければならない(定期的に補給する必要がある)。といった具合で、触媒のみで規制クリアしてるの、世界でも日産だけ。

メルセデス・ベンツ
輸入車として初めて「ポスト新長期規制」をクリアしたメルセデス・ベンツのブルーテック。排気ガスを浄化するため、尿素水を使っている

ギョウカイじゃ「2012年までクリーンディーゼルは出てこないだろう」と言われてました。しかし! 半年前くらい前から「三菱自動車がパジェロのディーゼルを出すようだ。しかも乗用車登録らしい」みたいなウワサが流れ始める。みなさん「乗用車基準のクリアなど無理でしょう」という反応。

長い前置きになりました。突如、三菱自動車は『ポスト新長期規制』クリアのディーゼルをパジェロに搭載。発売したのであります。しかもこれといった特殊な触媒や技術を使っていない。デンソー製のコモンレール直噴技術と、オーソドックスなノックス触媒、DPF(黒煙フィルター)のみである。