リクルート社では、2005年に賃貸契約者に対して部屋探しの実態調査のためアンケートを実施しました。
そのアンケートの内容は、部屋探しをしている入居希望者が物件決定の際の決め手について応えたものです。
最近の動向、設備、大家さんは入居希望者の動向を察知しなければ、空室がその他多数の中に物件が埋もれてしまいます。
今回は、リクルート社が2005年の1月~3月に実施した部屋探しの実態についてお伝えします。
▼単身向けタイプの決め手は「バストイレ別」
下の図は、単身向けタイプに契約をした入居者に対してのアンケート結果です。
質問の内容は、入居物件決定の際に「決め手」となった項目(上位5つまで)と逆に「あきらめた」項目(上位5つまで)にしたものです。
入居の決め手となった項目上位には
1.バストイレ別
2.2階以上
3.部屋の内観の良さ
といった順になりました。
逆に妥協されやすい項目としては
1.風呂追い焚き
2.遮音性
3.住戸からの眺望
といった順になりました。
単身者向けのアンケート結果からは、バストイレ別で、単身者が好む間取りであれば内見者は部屋を決めるという結果でした。
2005年賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査:リクルート社 |
▼設備を充実させるよりも間取り重視
アンケートの結果でも出ているように、入居者は物件決定の際に設備よりも間取りを重要視していることが判ります。ブロードバンドが使用できるからとか、ケーブルテレビが見れるからといったような設備を充実させることよりも、入居後に如何に住みやすさをイメージできるかが重要だということだと思います。
このようなアンケート結果は、不動産会社が取引をしているリクルート社やアットホーム社など物件掲載をしている会社に頼めば、取り寄せることが出来ます。
是非参考にしてみてください。