「浦田さん、買い付け申込をいれているのですが、融資はどのように銀行に対して申込んでいけばよいのでしょうか?はじめて銀行と交渉するので何からはじめてよいものか分らなくて・・・。」
物件の購入ができるかどうかは、いくつかのポイントがありますが、特に、銀行への融資の打診は特に重要です。仮に、利回りのよい物件がでてきたとしても、融資づけがうまくできないために、泣く泣く物件をあきらめなければならない方はかなり多いのです。
具体的には、買付証明を出してから、遅くても1か月以内にはローンの内諾が必要です。さもなくば、せっかくの物件も話は流れてしまうと考えてもいいでしょう。
そこで、今回は、買い付け申込をいれてからすばやく銀行と交渉できるように、融資打診に必要な書類一覧を理解しておきましょう。
融資に必要な書類一式を短時間でそろえることができるようになれば、銀行から追加の資料を要求されることがなくなります。そうすれば、融資の審査がスムーズに進み、早く融資可否の返事がもらえることになるでしょう。
また、同時期に複数の銀行へ融資打診することもできるので、融資を受けられる可能性も飛躍的に高まるのです。
融資打診に必要な書類とは?
( )はそれぞれの書類のお求め先です。
○本人確認の書類
・運転免許証【写】
・健康保険証【写】
○年収確認の書類
・確定申告書 直近2期分
・源泉徴収票 直近2期分(勤務先)
○使い道の書類
・事業計画書 (建設業者またはご自身)
・建物の見積書、(建設業者、不動産業者)
○担保及び不動産の書類
・土地登記簿謄本(法務局)
・建物登記簿謄本(法務局)
・土地の公図、地積測量図(法務局)
・住宅地図(インターネットなど)
・建物図面(法務局)
・建物平面図、間取り図(建設業者、不動産業者)
「こんなにたくさんの書類が必要になるのですか。そろえるだけで大変ですね。」
と思われるかもしれませんね。確かに準備するだけでも大変かもしれません。しかし、書類が欠けていると融資の審査がストップしてしまい、追加で資料を要求されることがほとんどです。それならば、はじめから書類一式をそろえてしまった方が結局は早く返事がくるものです。
何より、書類を短期間にきっちりとそろえられるというだけで、「ああ、この人は人格的にもしっかりとした人なんだな」という印象を銀行担当者に与えることができます。事業計画がよいことはもちろんですが、あなた自身の性格・属性をアピールすることも同じぐらい重要なのです。
今回は、融資を受けるために必要な書類についてご紹介しました。
資料を漏れなく提出できればおおよそ1~2週間で融資金額、金利、返済期間等について返事がくるはずです。
銀行に融資をスムーズに打診し、あなたがこれはと思う物件を購入するチャンスを確実なものにしていきましょう!