クローゼットのリフォームは、衣類を詰め込む箱を作るだけではNG
着たい服がどこにあるかすぐわかるようなクローゼットにリフォームを。
ギッシリ大量に詰め込んだはいいけれど、どこに何があるか解らない、出したらシワシワ、湿気がひどく虫に食われてダメになった! と言うようでは、収納の意味がありません。
今回は、クローゼットの収納リフォームでチェックしておきたい3つのポイントをご紹介、まずは使いやすい扉の選び方、壁面vs.ウォークインではどっちが便利?クローゼットの弱点、カビから洋服を守る方法もご紹介します。
ポイント1 - 壁面クローゼットのリフォームでは扉選びで差がつく
クローゼットを壁面に取付けリフォームする場合は、扉選びによって、使い勝手が変わります。人気は、省スペースで開閉しやすい折れ戸です。クローゼットの扉を全開口できる折れ戸にリフォームしておけば、手持ちの衣類を一気に見渡すことができるので、洋服が選びやすくなります。ただし折れ戸にも様々な種類がありますので、まずはフルオープンできるか、開閉がスムーズか、できればショールームで実物を確認しておくといいでしょう。
下レールが無い上吊型のクローゼット扉。内部の掃除のしやすさも考えて(パナソニック)
上の写真のクローゼット扉は、床面にレールが無い上吊り型なので、部屋からクローゼット内部までスッと掃除機が掛けられます。
衣類はワタボコリが出やすく、クローゼットの中は意外と汚れがちです。枠やレールの形状をよくチェックして、掃除がしやすいかどうか確認してきましょう。
クローゼットの扉がベッドに当たる?狭くても使いやすい引き戸
クローゼットのリフォームの失敗で多いのが、寝室に作ったら、ベッドがジャマで扉が開閉しにくい、前に立てないというものです。扉の前には開閉のためのスペースが必要になり、その面積は扉の種類によって異なります。寝室が狭く、扉の前にスペースが無い時に活躍してくれるのが引き戸です。引き戸は左右に開くので、観音扉や折れ戸に比べ、扉の前が狭くても開閉しやすく、使い勝手のいいクローゼットになります。
アルミ+フロスト調ガラスのスライドドア。狭い部屋でも、圧迫感が無く使いやすいクローゼットになる(ユニオン)
狭い部屋で、扉のデザインにも注意しましょう。クローゼット扉は壁面を閉める割合が大きいので、濃い色や目立つデザインの扉を選ぶと、圧迫感を感じてしまいます。壁と同色を選んで溶け込むようなデザインにしたり、透明感のある素材を選んだりして、軽やかに仕上げましょう。
次のページでは、壁面vs.ウォークイン! それぞれのメリット ・ デメリット、クローゼットの弱点とは?洋服を守る方法をご紹介します。